柔道でも柔術でもない、極めを重視した道衣の大会。
待ってました!って感じでした。
それがまたヒクソン主催だから、注目度も上がるでしょうし、
モチベーションも上がらずにはいられませんでした。
*日本でもTV放送を企画しているらしく、ネットや雑誌での公表はNGなんだそうです。
なので今回、まだニュースサイトには何も載ってないですよね。
準備期間は少し短く、またいつも通りの多忙な毎日なので、
今回は柔術への出稽古はほとんど無く、
いつも通りの勤務の中、生徒と柔道の稽古をして調整しました。
ちょっと減量もきつくなりそうだったので、
今回は朝昼をしっかり食べ、夜はプロテインで済ませました。
(寝付くまでがちょっとしんどい・・・)
今回、久しぶりの国際大会ということもあり、
またそれが格闘技の大会ということもあり、多少の混乱は予想していました。
なにより一番心配だったのが計量についてです。
当初「道衣を着た状態で計量し68kg未満」
という柔道ではちょっと考えられない「道衣の重さも含めた計量」という話でした。
直前になり、現地の方と直接連絡出来るようになり、確認してもらったところ
「裸で計量して68kg未満」という話でした。
更には計量も「前日でもOK」ということで、
かなりシビアな減量をしていた自分には、
お願いだから「裸の状態で68kg未満、前日計量にして〜」という心境でした。
このことには出発当日の成田まで確認が出来ず、大混乱でした。
結果から先にいえば、計量は僕の希望通りとなり、
しかし直前に知ったのと、直前まで体重を量れなかったのが災いして、
結局は66.6kgになっていました。
減量苦から解放され、ロスで本場(アメリカ産牛肉!)の
ビーフボール(つまり牛丼!)を頬張る僕と勝村選手。
「YOSHINOYA」(吉野や)はロスにもあるんです(笑)

話は変わりますが、勝村選手はナイスガイですね♪
物腰が穏やかで、格好良くて、それでいて強かったです。
(宿敵?ビビアーノに負けて準優勝でした)

さて、試合の話に戻しましょう。
アメリカ、ブラジル、ヨーロッパ、日本の4各国で厳選された4人でのトーナメント戦。
僕の階級は
バレット吉田(アメリカ)
レオジーニョ(ブラジル)
ヨーロッパ代表のベルギー人(名前忘れた・・・)
そんで僕の4人でした。
初戦、僕の相手はヒョロッとしたベルギーの選手でした。
柔道と、柔術では紫だそうです。
僕の見解では今大会、柔術以上、柔道未満ぐらいで立ち勝負が出来るものだと思っていました。
しかし主催者、殆どの出場選手、そして審判が柔術家なだけに、
殆ど柔術と変わりなく、立ち技の攻防無く、寝技に引き込んで勝負をする形になっていました。
(引き込むとマイナス1Pになりますが、そのまま勝負は続行されます)
さてベルギーの選手、いきなり引き込んできました。
僕はそれも予想内だったので、合わせて横に回り込みながら腕挫十字固を狙いました。
これは失敗。
寝技の展開になり、僕が上の状態から相手の左腕を脇に抱えました。(チャンス!)
すぐに下になり、コムロック一閃!
しかしこの時、ひっくり返されたという判断で相手にポイントが付き、
そのアピールで審判が選手から目を離していました。
瞬間的に極めたので、見ている人も解らなかったかもしれませんが、
脇に抱えた腕を抜きかけに極める関節技が極まっていました。
相手の「参った」を審判は見ていません。
僕は手を離すわけにもいかないので、そのままにしていました。
すると相手の「参った」連打が早くなり、ついにはその手が僕の顔面にぃ!
久し振りに殴られました。。。
それによっていい加減気づいたらしく、ストップが宣告されました。
会場はドン引きです。。。
僕は相手にもセコンドにも謝りましたけど、相手の関節を振り切っ大怪我させたわけでもなく、
審判が見逃していただけなのに、殴られ損です。謝るのは審判でしょ?
せっかくスパッと極めたのに、釈然としないままリングを降りました。
もう一つの枠、バレットとレオジーニョの強豪は初戦でぶつかり、
肘の怪我などもあったバレットを圧倒したレオジーニョが決勝にコマを進めました。
こうして、アブダビ王者にして柔術王者レオナルドビエイラこと
レオジーニョ選手との決勝戦となったわけです。
つづく・・・
ブドーチャレンジ(最終版:後編)
先に前編をご覧下さい。
間違いなく世界最高峰の寝業師との対戦、
当然緊張はしましたが、力むわけでもなく、それでいて落ち着いていて、
いつもとは違った変な雰囲気でした。
最初からガンガン仕掛けていこう!
それが唯一の作戦でした。
立ち勝負で組み合ってみると、まあ当然のことながら立技のプレッシャーや
技術は感じませんでした。
一発、内股で投げて腕挫十字固の連携でいこうと試みたのですが、
焦って掛けてしまい、内股は不発に終わってしまいました。
この時点で、前回り捌き系の技(背負投、内股etc.)は、
バックをとられる可能性があるので封印しました。
出来れば投げて、その瞬間、寝技への移行で極めてしまいたい
というのが理想だったんですが、やっぱり引き込んできました。ここで1Pゲット
今回の特別ルールで「投げることなく寝技に引き込んだらマイナス1P」となります。
ここはお互い、様子を見るような感じで動きもなく、1Rが終わりました。
柔術の試合と違うのは、3分で3Rという点。
これにより、判定勝負になったとしても3回は仕切り直しで展開が変わるので、
僕にとっては結構好きなルールです。
2R開始、今度は引き込まれる前に足技で、特に小内刈か小外刈あたりで投げ、
すぐに横四方固で抑え込むか、またはそのまま腕挫十字固に移行するのを狙っていました。
しかし、僕の身体は「いける!」と思った瞬間、勝手に反応していました。
巴投
一応、得意技のひとつですが、柔術(系?)の試合で決めたのは初めてかもしれません。
ただ残念なことに、投げただけで終わってしまいました。
相手の防御もしっかりしていましたしね。ここでまた1Pゲット!
レオジーニョは引き込んで三角絞や、道衣の裾を利用した絞技を狙ってきます。
僕はそれを凌ぎながら、相手の首を抱えて袖車絞を狙います。
しかしちょっと降着気味でした。
3R、レオジーニョはすぐに引き込んできました。
ここでマイナス1Pなので、トータルでポイント3−0でリードしました。
このあと、レオジーニョの強引なまでの反撃が始まりました。
最初は無難に凌いでいましたが、三角絞から腕挫足固(柔術ではオモプラッタというそうです)
などの連携で「極まり掛けた技3P」が相手に入りました。
その後一端、立ち勝負に戻り、僕は引き込んでからコムロックで相手をひっくり返しました。
そこで試合終了のゴング。
(でも実はゴングは鐘ではなく、仏壇に置いてあるようなチ〜ンてやつでした)
僕は勝手な判断で「勝ったんじゃない?!」て思いましたが、
レフリーの手はレオジーニョを指示しました。
僕はなぜ負けたのか理解できず、同行していただいた高島学さんを介して
説明を求めたのですが、
降着していたときに、ホールディング(?)、つまり消極的だったため、減点していた
とのこと。
減点されていたとは、両選手はもちろん、全ての観客も全く知りませんでした。
高島さんは抗議してくれましたが、もちろん相手にしてくれるはずもありません。
そもそも「一本を極めなきゃ勝ちじゃない」と心に決めていたはずなのに、
3Rで3−0とリードし「これを凌いだら勝てる!」と思い、無難にやり過ごそうと消極的になりました。
それが大きな敗因です。
初めての大会ですし、もちろん柔道とは違う、全く新しいルールです。
そしてアウェーです。ごちゃごちゃ言っても始まりません。
いつもの強気な姿勢を貫くことが出来ず、一本を極めることが出来なかったのが悔やまれます。
そんなわけで、世界チャンピオン・レオジーニョとの一戦は、悔しい負け方をしました。
今度また、彼と勝負することは出来るのでしょうか?
神や先生と崇めるつもりはありませんし、目標にするつもりもありません。
同じ目線で、今度やることがあったら、絶対に攻め切るスタイルを忘れずに一本極めてやりたいです。
でもやっぱり、このビックチャンスをモノに出来なかったのは悔しいな。。。
しかし落ち込んでいる暇はない!悔しかったら練習しろ!強くなりたかったら考えろ!
というわけで、自分に言い聞かせて頑張ります。応援宜しくお願いします♪
<蛇足>
今回、同部屋だった高瀬大樹選手は、初戦を得意の三角絞で快勝しましたが、
背筋を負傷して決勝は欠場、準優勝に終わりました。
友達になってからは結構経つんですが、会話の流れの中で
実は同級生だということが判明しました。
ずっと先輩だと思って敬語使ってた!
でも今更ため口で話すのも気恥ずかしいので、今は微妙な会話をしています。
高瀬「じゃあ今から3分間だけタメ口でいってみましょうか、じゃあスタート」
小室「・・・・・」
高瀬「小室〜、背中掻いて!」
小室「タメじゃなくて、上下になってんじゃん(笑)」
そんなくだらない会話を延々と繰り返し、試合の夜は結局朝まで話していました。
翌日のオフは、僕が「みんなでディズニーランドに行こう!」という誘いを、
みんなが拒否したので、結局何もしないままホテルで寝てました。。。
そして学舎魂・小斎武史!(お子さんが本人にがソックリ!)
決勝では反則負け!(詳しくは本人のブログで)
これぞまさしく学舎魂、そして侍!
あの選択肢には最高に笑わせてもらいました。ごっちゃんです!
こちらは帰国した成田での集合写真。みんなちょっとお疲れモード

こちらはお世話になったトレーナーの高橋先生(左)とライターの高島さん(右)

ルールミーティングでのヒクソン、かなり混乱していました

白帯で出場の高瀬氏、得意技は口車と横三角
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