試合について

2009年12月 6日 (日)

東京都24地区対抗

不意に依頼がありまして、本日、開催された
東京都24地区対抗大会北区チーム監督として参加してきました。

当初は引き受けるか否かで迷ったのですが、せっかくの地元北区からの依頼です。
恩返しをするつもりで引き受けさせていただきました。

北区は昨年1部で1コケしてしまい、2部からの再スタートです。
決勝まで進出し、1部返り咲きが至上命題でした。

それならばと、僕が出たいところではありますが、初段から三段までの
編成で指定されていますので、今回は監督に徹しました。
監督の僕を含め、メンバーは全て足立学園の在校生とOBです。

先鋒:加藤(足立学園)
次鋒:前原(足立学園)
中堅:塚崎(武蔵大学)
副将:清水(足立学園OB会)
大将:関矢(中央大学)

重量級のいない決して大きくないチームです。

初戦、いきなりの文京区です。
選手は講道館少年部OB、そして監督は向井氏!色んな意味で強敵です。

僕は試合前、選手達にこんなことを言いました。
「まず怪我をしないこと、試合を楽しむこと、その上で次ぐに繋がるような試合をすること」

若干1名を除き、選手はリラックスムードで試合の臨めたと思います。
リラックスし過ぎ、緩くなった次鋒は初戦、瞬殺されて返ってきましたが・・・sweat02

2-2の内容負けで廻った大将戦、北区は関矢の登場。
足立学園時代は3年間指導しましたが、キャプテンも務めた頼れる男です。
対する文京区大将はトレセゲ!留学生です。

序盤、関矢得意の内股がまたの中でかわされてしまい、
チームに敗色ムードが漂い始めました。
しかしそこは関矢、気合いが違います。
終盤、有効、技ありと内股で立て続けに奪取し、最後は意表をつく背負投で一本勝ち。
チームを3-2の逆転で勝利に導きました。

2回戦は中野区と対戦
ここは次鋒が鍵でした。
相手はレスリングスタイルのような掬投、朽木倒を得意とする選手
低い姿勢で相手の技を待っています。
先ほど瞬殺された次鋒・前原にはこんな助言をしました。
「相手はお前の技を返すのを待っている、だから奥襟を持ったら技を掛けずに待ってろ!」

こんな冗談みたいな助言ですが、相手は本当に待ったまま仕掛けて来ず、
姿勢が悪いために反則が累積されていきます。結局、注意(?)での優勢勝ち。
チームは勢いに乗って5-0で大勝しました。

準決勝は目黒区との対戦
中堅、副将に大型の選手を揃え、明らかに強豪チームでした。
しかしここで勝ち、決勝に進めなければ1部昇格はありません。
難敵ではありますが、勝負所です。

この辺まで来ると、普段の稽古量がものを言うようになります。
過去に強かった選手でも、稽古を怠っていればバテてきます。
その点、足立学園の在校生は稽古量が半端ではありません。
立ち技の乱取り8分12本とか普段からやっています。
その点の地力が、他校との違いだと思います。

エンジンの掛かってきた先鋒:加藤、次鋒:前原が勝ち、勝利を近づけます。
しかし!目黒区の本領発揮はここからです。中堅、副将が強い!
僕は思わず「怪我するようだったら無理しなくていいからね」
そんなことを言ってしまうほど、体格差があったと思います。
北区の中堅:塚崎、副将:清水は現在、柔道よりも勉強主体の生活をしています。
それだけに、無理は言えませんでした。

それでも彼らは頑張ってくれました。
中堅:塚崎が意地を見せて引き分け、副将:清水は優勢負けで大将:関矢に繋ぎ、
関矢は見事に一本勝ちし、3-1で決勝進出を決めたのです。

決勝戦は江戸川区との対戦
これまで、順調に勝ち星を稼いでくれた加藤ですが、ここで引き分けられてしまいます。
北区としては、これはちょっと辛い引き分け。

しかしここで驚異のマイペース男、前原が頑張ります。
長身の身体から繰り出される、のんびりした技が、相手にのんびり掛かります。
さしずめ「柔道部物語」の大脇選手(江南高校)のような選手です。
彼はまだ高校1年生ですから、これからも期待できる選手です。
北区は彼のお陰で、値千金の1勝を得ることが出来ました。

中堅:塚崎は疲労が蓄積する中、果敢に攻め続け、引き分けて後ろに繋ぎます。

副将:清水は、体格差がある中、寝技を中心に必死に食い下がります。
稽古不足と体格差という苦境の中、内容負けに抑え、大将に繋げます。
ここで一本負けせず、1-1でも内容差で勝っている状況で大将に繋げたのは、
非常に意味のある内容負けだったと思います。

そして大将:関矢
彼の責任感の強さ、根性は折り紙つきです。
個性派のメンツが揃った足立学園同期の中で、彼がキャプテンを務めたのは
それだけの「気持ちの強さ」があったからこそです。

かなりの体格差がある中、果敢にも攻め続け、背負投で有効を奪取、
終盤、追い込まれて注意を奪われてしまい、引き分けになってしまいましたが、
北区チームは優勝を飾ることが出来ました。
1部昇格、そして初優勝!
僕自身も、初めて監督を任され、初の優勝でしたribbon

正直、ポイントゲッターのいないこの中軽量級メンバーが優勝するとは思いませんでした。
選手個々が、それぞれの持ち味を生かし、団結して挑んだ結果が、
ミラクルとも思える好結果をもたらしたのだと思います。
まとまりのない寄せ集めチームではなく、足立学園という共通項のあるチームだったからこそ、成し遂げることが出来たのだと思います。
選手には心からお礼を言いたいと思います。ありがとう!scissors

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最後に「監督、優勝おめでとう!」なんて言われているウチに、
危うく勘違いしそうになりましたsweat01
頑張ったのは選手であって、間違っても僕の功績ではない。
「監督が優勝させた」なんて勘違いをしてしまったら、大変な間違いを犯してしまう。
そう思い、心を新たにしました。

選手以外に功績を称えるならば、僕や選手達を育てた
徳原勉先生(足立学園柔道部監督)に他ならないでしょう。
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優勝後、感極まりそうになり、下唇をギュッと噛み締めて耐えていたところ、
帰宅したらもの凄く真っ青に腫れ上がっていました。別の意味でも泣きそうcrying

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2009年10月25日 (日)

【祝】 全日本柔道形競技大会 【日本一】

既報の通り東京代表として「固の形(かためのかた)」に出場した
全日本柔道『形』競技大会、shine優勝shineして日本一になりました。

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僕が寝業師ということもあり、周りの先生からは「小室は固の形だな」
なんて言われていましたが、地味なので嫌いでした。

昨年、ぶっちー先生と出場した東京都予選「投の形」では3組中3位sweat02
僕はどうしても納得できず『形競技からは引退する』ことに決めました。

後日談で、近代柔道の記者さんから
「小室が投の形?投げちゃダメでしょ、極めなきゃ(笑)」と言われました。
実際、盲点でした。
確かに、好きなこととは別で、出来ること、出来ないことってありますよねsweat02

あることがきっかけで、たかの先輩から「固の形で挑戦しよう!」
というお誘いがあったときも、僕は即決することが出来ませんでした。

結局、出場するに至ったのは以下の理由がありました。

1.先輩から必要とされているのはとても光栄なこと
2.「固の形」はいつかマスターしなきゃいけない分野

ある意味、一番難関だと思っていた都の予選会を何とか通過し、
都柔連や講道館の形講習会を経て、僕たちも徐々に力をつけていきました。

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たかの先輩には度々、都市大付属の道場までご足労いただき、
また僕も講道館の指導日に合わせて伺うなどし、週2回の練習を
欠かさないようにしていきました。

お互いの技量が上がってくるにつれ、徐々に技の理合いが深まり、
色々な発見をするようになりました。それが結構楽しかったです。
それによって「型にはまった形」だったり「乱取りの形」を意識するようになり、
僕たちなりの「固の形」が練り上げられていきました。

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当日はラッキーなことも重なりました。
中国地区代表で今年の世界チャンピオンである中橋&松本組が欠場したこと。
演技順番は、高得点の出やすい「7番目」であったことがそれにあたります。
(順番は非常に重要だということがこの日改めて分かりました)

こうして、過度に緊張することもなく、いつも通りの笑顔と会話で演技に臨み、
練習を通じても自己ベストの演技をすることが出来ました。
これは本当にチームワークの賜ではないかと思います。

それこそヨメロックを始め、応援していただいた周りの方々の方が、
よっぽど緊張して見ていたのではないでしょうか?

 


そんな訳で、ラッキーに恵まれながらもshine日本一shineとなりました。奇跡ですflair
やはり正直な気持ちとしては、凄く嬉しく、気持ちも充実しています。

ただ講道館の練習では、毎回、諸先生方にチェックしていただけたので、
他の選手よりも相当なアドバンテージがあったことは否定できません。
346先生、しょっしー先生をはじめ、多くの先生方に感謝すると共に、
その点があったからこその成績だったと、謙虚な姿勢を忘れないようにしたいと思います。

その証拠に、筑波大学の恩師である小俣幸嗣先生からは

「上手いってだけで魅せる演技をしていない」
「大体お前は、乱取りするようなシワのある道衣で・・・・(辛いので中略)sweat01

というような厳しいお言葉をいただきました。

 Sany2431 「俺はコレ(小指)で会社を辞めたんだheart03」とは言ってませんよ

要するに僕の動きは、寝業師だけに極めが早い。
乱取りの場合は、小さな動きで素早く極めればいい
でも「形」の場合は逆で、大きい動作でゆっくりと技の理合いを表現し、魅せなければならない
僕の「固の形」はまだ見る側を意識した所作ではないと理解しました。

まだまだ勉強と練習が足りません。
そして中橋&松本(中橋先輩は筑波のOB)という大きな壁も立ちはだかっています。

次は鏡開きか世界大会か?
あれあれ?引退は?

最後に、この企画(あえて企画)に誘ってくれたたかの先輩には心から御礼を申し上げます。
あの時に誘われなかったら、きっと僕は形競技が嫌いなまま、遠ざけていたと思います。水曜の祝勝会、もの凄く楽しみにしていますgood

またご指導いただいた先生方、応援してくれたみんな、
ビデオ撮影してくれたヨメロックに改めて感謝の意を表したいと思います。
ありがとうございました!

全柔連による公式結果 はコチラで見ることができます

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2009年10月23日 (金)

久しぶりの全国大会

久しぶりに「全国」という冠の付く大会に出場します。
 ※全国高段者大会はオープン参加なので除外しますsweat02

明日10/25、講道館において
全日本柔道形競技大会に出場します。

たかの先輩と組み、今回は東京都代表として「固の形」で挑戦です。

一応、週2回、先輩に都市大付属までご足労頂いたり、
講道館で待ち合わせて練習してきました。

目標はもちろん3位です!
頑張ります!

 ※だれか映像撮ってくれませんか?

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2009年10月15日 (木)

続「際」の攻防

前回は「寝際」について書かせていただきました。

都市大付属の柔道部員は、まだ際の練習をするほどの練習には達していませんが、
週1回指導している淑徳大学では、特にその点に着目して指導を行っています。

最近は多くのことを指導するのではなく「確実に出来ることを確実にこなす」
ように反復練習を徹底して行っています。乱取りはごく僅かです。

その反復練習は、実戦を想定し、よりリアルな状況を設定することが重要です。
ここに色々な工夫が要求されると思っています。

さて、この試合は2007年の東京都高段者大会の映像です。
YouTubeにはアップしていなかったので、改めて掲載させていただきました。

この試合は、最終的に回転式の送襟絞で極めていますが、
その仕掛けは完全に立ち姿勢からです。

なぜ立ち姿勢かといえば、多くの場合、相手が寝姿勢になればまず
亀になって顎を引き、防御に徹します。
そこから首を狙うのは簡単なことではありません。

この映像のように、相手が頭を下げたときなどは絶好のチャンスです。
相手は立ち姿勢で首を守るようなことはしませんから、首は空いています。
そこに素早く手を差し込み、相手を真前に崩してしまえば、容易に寝姿勢に移行できます。

こういった「際」を常に意識して、立ち技乱取りに臨むと良いでしょう。
柏崎先生も著書「寝技で勝つ柔道」で『寝技は立ってしろ』と書かれています。
僕がまだ未熟な頃は、この意味が全く分かりませんでしたが、
例えるならば、こういった展開も「立って攻める寝技」に1つであると言えます。

次回は「亀」について書いていこうと思います。

余談ではありますが、DVD「柔道固技上達法(上巻)」のナレーション収録を行いました。
生まれて初めて、スタジオのようなところに赴き、ラジオパーソナリティがいるような個室で、
映像を見ながらコメントを述べさせてもらいました。
制作段階もいよいよ大詰めとなり、残すは英訳&仏訳を挿入するばかりです。
上巻は基本動作と寝姿勢への移行技術、それにコムロックと袖車絞の収録され、
小学生からトップアスリートまで楽しんでもらえる内容となっています。
ご期待下さい。

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2009年9月30日 (水)

東日本実業団 (後編)

学生時代から継続して、僕は毎朝走っています。
現在は通勤に時間がかかるため、朝は45分程度ですが、
朝5時には起きて、出勤しています。

また講道館やB柔術のジムなど、足繁く通っています。
そういう努力があって、32歳の今でもそこそこに勝つことが出来ます。
30歳も超えてしまうと、体力の低下は著しいものがあります。

今回はポイントゲッターとして、かなり追い込んだ稽古をしてきました。
真っ暗になった放課後の校庭でランニングや打ち込みをしたり、
節制して、身体を絞って挑みました。
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3回戦:府中刑務所B
たまに本気で聞かれることがありますが、彼らは刑務官です。
腕っ節の強そうな囚人が出場しているわけではありません。

相手の牧選手は24歳、力が強く技も多彩で寝技も巧かったです。
僕にとってはやりにくい相手だと思いましたが、僕が取らねば話になりません。

先程の試合で疲れがありましたが、逆にいい感じで肩の力が抜けています。
力まず、慌てず、自分の動きに身体を任せます。

序盤、巴投げから引き込み、横返しから一気に抑え込みます。
牧選手は力尽きたのか、あっさりと「参った」一本勝ちとなります。
ここまでくると、スタミナがものを言うようになってきます。

中堅、ハリ。
相手は拓殖大学を卒業したばかりの飯塚選手。
運動不足&メタボ気味のハリとは、動きが雲泥の差です。
しかしここでもハリは根性を見せます。
何度も追い詰められルも必死で凌ぎ、値千金の引き分け!

そして大将、正和の登場です。
相手の福岡選手は中央大学出身、なんと170kg!sweat01
正和はここでも「一本負けさえしなければチームの勝ち」作戦で、
徹底的に逃げ回ります。

僕は代表戦を想定して、呼吸を整えます。
しかし、福岡選手が再登場した場合、どうやって戦おうか・・・
不安と恐怖と、正和への祈りが頭を駆けめぐります。
頑張って逃げて!正和 (-人-)

祈りが通じたのか福岡選手、大き過ぎるのか正和を追えません。
結局、指導3までもらってしまいますが、無難に試合を終え、
我がチームは内容差で勝利!
3回戦を突破し、準々決勝に駒を進めたのです。

まさか府中刑務所にまで勝てるとは思っていなかった我がチーム、
ハリは「俺、準決勝から本気でイッちゃうよnoteと言い出します。
まずは目前の準々決勝から本気出せ!と突っ込まれます。
Ssany2361

準々決勝:建装工業
ここまで来ると、僕らはお祭りムード。いい雰囲気です。
先鋒戦、相手の加藤選手は国際武道大学出身の27歳、
これまで大内返や巴投など、多彩な技で勝利し、チームを引っ張ってきました。
彼は間違いなくポイゲ(ポイントゲッターの略)でした。
つまりこの先鋒戦はポイゲ対決、絶対に負けられない一戦です。

相手は明らかに疲れていました。疲れている相手には寝技です。
しつこく寝技です。

序盤、普段から掛けない背負投で相手を崩し、背後からの袖車絞を狙います。
加藤選手も必死で粘りますが、こればっかりは逃がすわけにはいきません。
肩固がガッチリ極まります。
ここで一本勝ち、先行逃げ切りの必勝パターンが完璧に遂行されます。

ここで調子に乗ったのか、なぜか中堅・ハリまで抑え込んで勝ってしまいます。
早速の2勝でチームの勝利は確定、準決勝進出と共に、メダル獲得圏内に到達しました。

そして正和も地味に優勢勝ちを収め、ここに来て初めて3-0の完全勝利。

まさかの快進撃で僕らは決勝進出を賭け、日本通運と対戦しました。

準決勝:日本通運
日本通運は全員が100kgを超えた選手たちでした。これまでとは迫力が違います。
僕と対戦した森選手は110kgでしたが、動きの良い選手でした。
試合中、なんども払腰で大きく崩されます。
「有効」を宣告されてもおかしくない場面が何度かありました。

僕も負けじと、背負投、巴投、そして寝技で攻めていきます。
しかし相手も寝技は徹底して逃げるので、攻めきれません。
序盤、背後からの袖車絞が入りそうになります。

ハッキリ言って、僕の技で彼に通用しそうなのは袖車絞しかありません。
僕はココだ!という思いで袖車絞を仕掛けます。

あれ?

ちょっと・・・

あ・・・

僕は攻めることが出来ません。

袖車絞を仕掛けようにも、手が届かないのです。
相手の身体が大きすぎてsweat01

絶好のチャンスを逃し、袖車絞も完全封鎖されてしまいます。

どうやって攻めるべきか。
僕は冷静になって考えます。

やはり基本に立ち返って、横返しからの抑え込みしかありません。
引き込みの姿勢から、全身の力を駆使して返しますが、
ビア樽のような大きな腹で、再びうっちゃられてしまい、
抑えるには至りませんでした。結局、この日、僕は初めて引き分けてしまいます。

これまで、僕が勝って逃げ切るという作戦で勝ち上がってきた我がチーム、
しかし相手の中堅、大将もこれまで以上に大型でした。

中堅ハリは190cm以上ある相手になんとか頑張りますが、終盤、
払腰から巻き込まれて一本負け。

大将、正和は140kgもある選手に対し、果敢に攻めます。
僕も一縷の望みを掛け、代表戦に備えます。
しかし相手は無難に分けにくるため、攻めきれず引き分け。

結局、僕たちは必勝パターンを崩してしまい、0-1で惜敗しました。

余談ですが、相手選手に試合中「なんだこの柔道はよannoy
みたいなことを言われました。
『あんたも寝技逃げてるじゃんannoyと思いました。
年上だし、試合中なので我慢しましたが。

試合後、パンフレットを見たら5歳も年下でしたdowndown
絶対に5歳は年上に見えたんだけどな・・・sweat02

ともかく、僕らは準決勝で敗退となり、
最終的にはshine第3位shineという結果でした。

とはいえ、全員が32歳の生まれであり、先鋒・大将が70kgちょっとなことを考えれば、
大健闘だったのではないでしょうか?
画像の表情を見ていただければ、満足度は充分分かるかと思います。
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軽量級軍団の活躍は、まさに足立魂の真骨頂だったと思います。
今回限りの参加であった予定なんですが、すでに走り込みを始めた選手もいるようです。
これは来年も出ないわけにはいかなくなりました。

そうそう忘れてはならないのが昇段ポイント。
この大会は昇段に関わる大会として認められています。
今回は5試合戦って以下のような戦績でした。

  • 鈴木(二段)一本勝ち 0点
  • 明先(三段)優勢勝ち 0.3点
  • 牧  (三段)一本勝ち 0.3点
  • 加藤(三段)一本勝ち 0.3点
  • 森 (三段)引き分け 0点

あんなに頑張ったのに、相手の段位が低いため0.9点にとどまりました。
これで合計11.7点貯まりました。16点まであと少し。頑張ります!

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2009年9月28日 (月)

東日本実業団 (前編)

またみんなでチーム組んで試合やりたいねbeerwink

定期的に集まる足立学園同級生での飲み会、発端はそんな発言からでした。
柔術の団体戦が今年は未開催でした。

そこで僕たちは次なる戦いの場を探したのです。
今となっては所属も段位も、生活スタイルすら違う面々、
出場可能なのは、東日本実業団の3人制団体戦ぐらいでした。
正直、ちょっと僕らにはレベルが高かったと思います。

僕は職業柄、頻繁に身体を動かしてはいますが、
他の面々はせいぜい週1回、中堅のハリに至っては
「もう数ヶ月、チャリ通勤以外に身体を動かしていない」とのこと。
Sany2320 Sany2323 Sany2322

そんな凸凹軽量メンバーでの挑戦でした。

1回戦:井野整形B
実績や体格からいって、実際楽勝だと思っていました。
監督兼選手の僕は補欠に収まり、まずは高みの見物。
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先鋒、伊藤。
軽量級とはいえ、福岡選抜や実業個人の優勝経験のある男。
その男の落ちっぷりといったら、酷いものでした(笑)
技が出ない、腰が廻らない、すぐバテる。
結局、楽勝かと思っていた初戦の先鋒戦は、指導2をくらい負けてしまいました。
3人制のため、すでに後がない我がチーム。

中堅、ハリ。
ここはしっかりと横三角で抑え込みます。
が、脚が届かず極まりも浅い。衰えはしっかりと見て取れることが出来ます。
1-1ながら内容でリードの我がチーム。

防御力には定評のある正和が大将で登場。
ここはやる気があるのか無いのか分からないような、
のらりくらりとした試合展開でごまかしつつ、指導2で辛勝。
初戦から際どい勝ち上がりでした。
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2回戦:まるや接骨院
まるや接骨院は、元桐蔭学園で講師をしていた渡辺先生が経営する接骨院。
選手は桐蔭学園や桐蔭横浜大のOBです。
また僕自身、渡辺先生に呼ばれ、現地で寝技指導に赴いたこともあります。
先輩・後輩関係になり、選手同士は知ったもの同士であり、やりにくいところがありました。

ここで我がチームは作戦を変更、不調の伊藤に変わり、僕が先鋒で出陣です。
本当はハリに変わり、中堅の予定ではありましたが、まるや戦にオーダーに合わせました。

相手の先鋒・鈴木選手は桐蔭学園、日体大で活躍した業師です。
スピードとキレのある動きで、僕は苦手な選手でした。
しかも初戦では跳十字をきれいに極め、寝技にも取り組んでいる様子。

とはいえ、我がチームは僕が一本を取らなければ話になりません。
誰であろうとも極めにいきます。

序盤は身体が慣れていないことや、スピードに翻弄され、劣勢でした。
しかし中盤、相手の巴投を捌き、一瞬で腕挫十字固に極めました。
相手が下になった一瞬の隙をものにしたという感じです。
これはB柔術の稽古の中で学んだもので、
相手の身体を浮かしながらコマのように回してパスします。
そしてパスした瞬間に腕挫十字固に極めていきます。

中堅、ハリ。
つい先日、相手の明先選手にメシを奢ったというハリ。
「あいつには俺がメシを奢っているから、そんなに攻めてこないはず」
という大人な(?)戦略で引き分け狙い。ここはなんとか逃げ切って引き分け。
明先選手は66kg級で強化選手でもあったので、体格差はあれど、
現状のハリでは殊勲の引き分けといえます。

そして大将、正和。
ここで一本負けさえしなければ我がチームの勝利です。
相手は桐蔭横浜大を卒業したばかりの千葉選手。
桐蔭横浜大のOB会長でもある伊藤曰く「あいつは全然弱いから大丈夫scissors
という言葉を聞き、安心して正和を送り出します。

が、試合が始まってみるとプレッシャーが強い。がんがんに攻めてきます。
そして中盤の場外際、一気に間合いを詰められて小外刈で一本負け!
正和は投げられたと同時に頭も打っていました。

5「代表戦だ!どうする?」

「何が?」

5「誰が代表戦に出るかって?!」

一同 「お前しかいね~だろannoyさっさと行け!」

はい。代表戦です。もう一回、チームの勝敗を決める試合に臨みます。
ある程度、想定した展開ではあります。

しかし私、柔道人生で代表戦に出場した経験が思い当たりません。
高校時代のこのメンバーなら、間違いなく正和が出ています。
彼はインターハイ3位でもありますし、強化選手でした。
僕は正和に一度も勝ったことがありません。

しかし時間の経過とは恐ろしいもので、正和はもうアテになりません。
僕はチームの命運をかけ、再び試合場に立ちました。

相手は中堅で引き分けていた明先選手です。
彼は了徳寺学園の選手だった経歴があり、インターハイ優勝など、
多くの実績を持つ強化選手でした。

同じ66kg級選手として、いつかは対戦するときがあると思っていましたが、
現役時代は縁がなく、今回、初対決となりました。

序盤、内股すかしを試みますが崩しが甘く、不発。
やはり練習の時のように、ギリギリのところまで誘うことが出来ません。
明先選手も疲労の色が濃く、じっくりと攻めてきます。

彼とは何度となく練習しているため、手の内がバレていて、
思うように攻めることが出来ません。僕は立ち勝負を挑むことにしました。

後半、右の一本背負投を狙います。
タイミングは甘かったのですが、しつこく追いかけ「有効」を奪取。
更に終了間際、小内巻込で「有効」を追加。
優勢勝ちで勝利すると同時に、我がチームは2回戦を突破しました!

作戦通りの展開に、一同驚きを隠せません。
正直、このチームでは分が悪いと思っていました。

渡辺先生は「小室1人にやれれたよ~downdown」と仰っていました。

正直なところ、午前中には負けて、みんなでランチ打ち上げをして解散。
そんな風に予想していた僕らでした。

しかし、ここから思いも寄らぬ快進撃がスタートするのです。

つづく。

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2009年9月14日 (月)

2009都民生涯スポーツ大会

今年度、最後の高段者大会に出場してきました。
昨年は病状が最悪のまま出場し、2回も投げられた苦い記憶がある大会です。

今年は万全の体調で!
と思ったのですが、夏休み中にエンジョイしすぎたせいか、若干練習不足でした。

Ssany2188

13時に開会するのですが、これだけの人が参加しています。
生涯スポーツ大会ということで、参加者は3段以上ではありますが、
30歳以上でなければなりません。若い人は他でやれ!ってことです。

対戦したのは横山選手、学生時代から度々稽古をしたことがあります。
お互い軽量級でしたが、経験と共に体重も身につけてきました。

今回も、力まず慌てず不動心が僕のテーマです。
が、稽古不足もあり、随分力んでいたように思います。

序盤、立ったまま絞技を仕掛けますが、場外まで逃げられてしまいます。
本来、故意に場外に出た場合は「警告または反則負け」が適用されます。
今回のそれも、明らかに場外に向かって逃げているのですが・・・取ってくれませんsweat02

再開後、絞りあった姿勢から横に滑り込みながら巴投!
タイミング的に失敗したと思ったのですが、意外に決まりました。

Sany2202
すかさず、引き込みながらの横返しです。

脚を絡まれますが、あっさりと抜いて抑え込みます。
この「脚を抜く技術」というのが、寝業師にはとても重要な技術になってきます。

相手の横山選手は時折「秘技・死んだふり」で、突然暴れて逃げようとしますが、
僕もソコは油断しません。がっちり抑えて一本勝ちとなりました。
今回の横山選手は、よく鍛えている選手なので、勝ち方を選ぶような余裕は
一切ありませんでした。着実に勝ち点を取れ、ホッとしています。

昇段ポイントは今回1点加算され、10.8点となりました。
2011年、「優」評価での六段受験に向けて、残りあと5.2点です。

これで高段者大会での連続一本勝ちは10回となり、一昨年前から
パーフェクトで来ています。今年度は全ての日程を終了しましたので、
来年も4つの高段者大会、パーフェクトを狙います!

次の試合は9/27、東日本実業団(3部)に足立学園OBチームとして出場します。
応援宜しくお願いします!

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2009年8月31日 (月)

東日本実業団に挑戦!

うちの生徒が両腕を骨折し、9月の学年別団体戦への挑戦がダメになりました。

それではと思い、今年は国際大会に出場していないので、国内で挑戦します。

それは・・・

東日本実業団の団体戦(3部)に挑戦します!
9/27(日) 会場:講道館大道場 9:30開会

チーム名は『足立学園柔道部OB会』

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監督は僕で、メンバーは全員が同級生です。

ではここで、メンバーの発表。

ハリ (柔道整復師:四段)
かつて世界代表の塘内から技ありを奪ったことのある男。
(その後、一本負け)
また幽霊に取り憑かれ、不登校になった経験を持つ一児の父。
本当は右の技しか効かない左組。
怪我したらお任せの柔道整復師、お前自身の怪我はどうする?!

イトウ (会社員:五段申請中)

実は全日本実業団での優勝経験や、内柴選手にも勝ったことのある男。

英語がペラペラのハンサムボーイ。いつもバッチリ決めるが時間はルーズ。
寝技とキャバクラをこよなく愛するは
今夜も上野で二次会か!?

マサカズ (刑務官:三段)

全中3位、インハイ3位、東京学生優勝の経歴を持つ男。
小室が一度も勝ったことのない男だったが、大学で失速。。。
帯取返は柏崎譲り、一度はめたら逃がさない。
離婚相談は俺に任せろ!!

僕は最初、補欠としてリザーブしておきます。
みんなスタミナがないと思うので、早めに交代して臨もうと思います。

今回は8月に僕が外出ガチだったため、慌てて申し込みをしました。
できれば来年は2チームで臨みたいと思っています。

またこの試合は大きい大会なので、昇段用のポイントにも加算されます。
なるべく高段位の人と勝負して、ポイントゲットを狙います。

9月は忙しいのですが、頑張って練習して臨みます。

ちなみに9/13は都民生涯スポーツ大会(講道館)という高段者大会にも出場します。
昨年は体調不良もあり、不甲斐ない試合をしてしまったので、
今年はバッチリ極めてきます。

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2009年7月21日 (火)

2009城北五区高段者大会

今日は試合のため『新婚の光と陰』シリーズはお休みします。

というわけで、今日は城北五区高段者大会でした。
会場に着くと懐かしい顔、足立3中の同級生「みー」がいました。
「持ってろ」なんて一言も言っていないのに、
僕のバッグを持ったまま、常に僕のそばを離れません。
Ssany1968 Ssany1969 Ssany1976
入念にストレッチをして、試合に備えます。油断はしません。
Ssany1970 Ssany1973 Ssany1971_2 Ssany1974
お相手は豊島区の同業者です。
映像を見てもらえば分かりますが、体格差がちょっと厳しいです。
100kg級か90kg級くらいあるんじゃないでしょうか?

寝技は警戒されて、全く勝負できません。
力が強く、突っ張って動きません。

今日はもう無理かな、引き分けになっちゃうかな・・・
そう思い始めた僕は、開き直ったせいか姿勢が良くなりました。
そして思い切って内股一閃!
少しゆっくり持ち上がった後、投げきりました。
投げた自分も驚きました。
こういう内股が現役バリバリの頃に欲しかったです。
とりあえず、今回は地区大会なので0.5点ゲット、合計9.8点になりました。

しかしながら高段者大会の参加者数が少なく、また高齢化しています。
これって10年後や20年後は深刻になっていそう。
6段の部で出場していた最年少は49歳。
再来年、順調に僕が6段を取得した場合、対戦相手は何歳になるのだろう?
昇段への魅力、難易度などの制度改革をする必要があるのではないでしょうか。

また今回も対戦相手が不在、不戦勝になっている方がいました。
点数もらえず、返金もされず、本当に気の毒です。

しかも参加費は5000円!(全国高段者の倍額です)
なぜか懇親会費も込みです。参加しない人も5000円です。あり得ないannoy

早急に改善しなきゃいけない点だと思います。

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2009年7月18日 (土)

試合のお知らせ

新婚の光と陰シリーズが好調なようで、アクセス数が1.5倍になっております。
人の不幸は蜜の味ですなcoldsweats02

ところで、大会出場のお知らせです。

7/20(月・祝) 城北五区高段者大会
荒川区総合スポーツセンター 14時開会

9/13(日) 都民生涯スポーツ大会
講道館大道場 13時開会

いずれも五段の部に出場します。
1試合のみですが、頑張ってきます。

またここ最近の試合は、DVDにまとめて宝寿司に置きました。
ご来店の際には試合映像もお楽しみ下さい。

そして今回、新たな挑戦です。
5/23に行われた東京都「形」競技大会の審査結果が発表となり、
10/25(日) 全日本「形」競技大会への出場が決まりました。
今回は高野先輩と組み、「固の形」で出場します。(会場は講道館)

どこまでやれるか分かりませんが、いけるところまでやってみたいと思います!
応援宜しくお願いします。

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