先日、初めて安田学園に行ってきました。
高野先輩と形の練習をするためですが、殆ど生徒との稽古に熱中しちゃいました。
講道館少年部で指導していた子もチラホラいて、
みんな着実に成長している姿を見ることができ、(除く:マサヤ
)
また僕も試合を1週間後に控え、負荷の高い稽古をすることが出来ました。
稽古の後、高野先輩が仰っていた言葉をきいて、
僕も何度となく言われ、また生徒にも伝えている言葉が出てきました。
ここでもおさらいとして記しておこうと思います。
技術の習熟度には3段階あります。
- わかる
- できる
- 使える
「わかる」というのは、その技術の理合いや、タイミングなど、頭の中で理解できることです。
柔道経験が浅い方などは、袖車絞など、どこがどうなっているのか見当も付きませんが、
経験によって、それが判るようになってきます。
「できる」というのは次の段階で、実際の動いて出来るということです。
歳をとると、「わかる」と「できる」の間に、もどかしいほどの隔たりが生じるようになります。
「できる」は細かく分けるといくつかあります。
1.技の反復(打ち込み)でできる
2.動きのなかでできる
3.乱取り稽古でできる
乱取りでできるなら、最後の試合で『使える』のもすぐだろう。と、思いがちです。
そう簡単にいかないのが実戦です。
相手も、自分も最大限の力を発揮します。
時には、自分自身、必要以上のパワーを発揮します。
それが逆に「力みすぎ」を生み出してしまいます。
相手も予想外の動きをすることも多々あります。練習通りには動いてくれません。
寝技においては、寝姿勢への移行も制限されていますし、寝勝負自体の
時間的制約も厳しく、そこまで厳しく制限した練習をしている人も滅多にいないでしょう。
だから、練習で使えたとしても、試合で使えるかは別問題です。
そしてその狭間は、思っている以上に大きく隔たりがあります。
では「できる」状態から「試合に使える」までに上達されるにはどうしたらいいか。
まず必要なのは、様々な状態を想定した反復練習をする。
1.組み勝った姿勢から相手を潰し、寝技に移行して攻める
2.相手の技を捌き、潰して攻める
3.投げたあと、相手が逃げるところを寝技で攻める
などなどです。
いかに自分の試合展開と似た状態で取り組めるか、それが鍵になるでしょう。
そしてもう一つ大切なのは、自分自身、オリジナルの要素を盛り込む、ということです。
自分自身の話ですが、僕も横三角や帯取返など、人並み以上に「できる」段階にあります。
練習では、けっこう極めることがあります。
しかし、試合で極めるのはもっぱら袖車絞、横返しからの肩固、腕挫十字固ばかりです。
柔術ではそれにコムロックが加わる程度でしょうか。
それらの技術には、オリジナルの要素が組み込まれているか否かにあります。
平爺に教わった袖車絞とコムロックも、教わったときよりもかなりアレンジされています。
春日ロックなどは自分で創作したものなので、すぐに試合で使えてしまいます。
逆に横三角や帯取返は、まだ教わったままの原型状態です。
完全に技術を自分のものとして取り込み、その上でアレンジしていく。
そこまでいくと、きっと技術は身体に染み込み、試合で使えるまでに洗練されていくでしょう。
ある時、技術は対策が練られて利かなくなるときがあるかもしれません。
そこで諦めず、じっくり取り組むことで「本当に使える技術」
が身に付くのだと思います。
一技3年(ひとわざ3年)、そんな言葉もありますからね。
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