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2013年9月 4日 (水)

2013全国教員大会出場報告

2013年8月3日、講道館大道場で開催された全国教員柔道大会の出場報告をします。

教員柔道家の甲子園「教員大会」
この大会には1度だけ出場しましたが、その後、縁が無く年をとり・・・
36歳となった今、私の出番はないと諦めていました。

ところが6月、スクランブルが掛かります。
足立学園の先輩・高澤先生(専大付属)からの出場依頼でした。

東京チームは2年前、3年前と優勝していました。
その時、優勝に貢献したのが篠崎悠先生です。
彼が異動となり、それを補うべく招集が掛かったのです。
私に彼の代役が務まるのか、体重が落ちるのか、
一晩悩んだ末、「必ず優勝する」という決意を持ってこの依頼を受けることにしました。

教員大会は都道府県対抗による5人制の団体戦です。
その配列は独特で体重制限や年齢制限が有り、副将・大将は無差別となります。

先鋒(73kg級)   小室宏二(都市大付)
次鋒(90kg級)   野瀬光洋(昭和第一)
中堅(32歳以上) 小野田明史(大成高校)
副将(無差別)     山田恒平(中大杉並)
大将(無差別)    佐藤陽介(高輪高校)

その時、私は情けないことに78kgもあり、即日減量に取りかかりました。
稽古量は時間の制約もあり、それほど増やすこともできず、
とにかく早朝、走りまくりました。雨の日も、休みの日も走りに走りました。
その甲斐あって、減量は順調に進みました。
計量当日までしっかり3食摂り、水分制限をすることもなく計量をパスすることができました。
結果的には71kgまで絞ることができました。
落としすぎかなとも思いましたが、もともとは66kg級の私です、
むしろそれくらいの方が動きやすいと思いました。

今回、まず充実していたのは試合に向けた2ヶ月間、一切の妥協も許さなかったことです。
もっと練習すれば良かった、もっと計画的に減量すべきだった、そんな後悔は
一切ありませんでした。
弱い自分を一切見せることなく、強い気持ちで試合まで臨めたことは
自分にとって大きな収穫でした。

さて試合です。
初戦は長野県でした。
講道館杯優勝の石川選手を要する長野県は、一切の油断を許さない強豪でした。

しかし「どんな相手でも先鋒の私が寝技で一本を取ってくる、だから後は頼む!」
と宣言したとおり、送襟絞で一本を奪うと、後続も凌ぐところ、取るところの
役割をしっかり果たし3-1で勝利を収めました。

2回戦は岩手県。
この試合も警戒されながらも中盤に「袖車絞と肩固の複合技」で仕留めました。
結果的には肩固ですが、左手は右袖を握っています。
袖車絞の圧力があるので、相手は思いきって逃げることができません。
こちらも後続が続いて4-1と快勝しました。

準々決勝は筑波大の同級生・平井くん要する長崎県との対戦。
私の相手は22歳の新卒教員、現役バリバリで国体でも成年男子の代表選手とのこと。
組んだ瞬間に、圧力の差を感じます。
その差を埋めるべく、最近、ほとんど仕掛けることもなかった変形肩車で潜り込みます。
これを何とか決めて【技あり】を奪取、あとは情けないくらい逃げ回り、
なんとか優勢勝ちで後続に繋げました。
中堅戦で平井君に一本負けを喫し、1-1の内容差で負けていた東京チームは
大将・佐藤君の一本勝ちで逆転勝利(2-1)を収め、準決勝戦へコマを進めました。

暑さと疲労で満身創痍の中、準決勝戦で三重県の挑みます。
この試合で私は完全に組み負けてしまい、主導権を握られてしまいます。
序盤に寝技のチャンスが2度ありましたが、体力を温存し、最後まで追い込みませんでした。
その後、チャンスらしいチャンスを作れず、逆に組み負けて何度も潰されてしまいます。
終盤には巴投で宙に浮いてしまい、手を着いて必死で凌いだときに左手を負傷してしまいます。
さらには「指導1」を受けてしまい、一本を取るどころか防戦一方のまま、引き分けに留めるのが精一杯でした。

先鋒で勝って後続に繋ぐという必勝パターンを崩してしまった東京、
逆に三重はポイントゲッターがきっちり勝利を収め、結果的に2-2の内容差で
東京は敗戦となりました。

あのとき、なぜ冷静になって組み手のパターンを変えることができなかったのか、
なぜ寝技のチャンスにもっと攻めきることができなかったのか、悔やみきれません。
結果的に【先鋒として一本勝ちして後続に繋ぐ】ことができなかった私が東京チームの戦犯です。

こっそり、この教員大会と全日本形を制し、乱取りと形のダブル日本一だ!
と意気込んでいたのですが、最初から転けてしまいました。

それでも足立の後輩・山田先生、大学院の後輩・佐藤先生、同級生の小野田君、
講師時代に国士舘の選手だった野瀬先生、そして池内監督と非常にバランスの良い
チームで戦えたのは良い経験となりました。
また大会前日、大会当日と菩提樹で2日連続でとんかつを食べられたのは
人生初の貴重な経験でした。

来年37歳になる私には、出場要請は来ないかもしれません、
それでも「出るぞ!」と言われたときに二つ返事で即答できる準備だけはしておきたいと思います。
叶うならもう一度挑戦し、今度こそ日本一を奪還したいです。

最後に、合宿終わりで疲れている中、朝からずっと付き人としてサポートしてくれた
杉本君、それに応援に来てくれたすべての人に感謝します。
543678435278 543678456284 543678542698

全柔連HPによる公式記録

2005年教員大会の巴投

 

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