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2012年8月 4日 (土)

競技という名のサバイバルレース

オリンピック観戦中、テレビを見ていてこのCMをご覧になった方も多いかと思います。
僅か90秒の中でアスリートのドラマが描かれています。
とても印象深かったので取り上げてみました。

私は5歳で柔道を始め、小学校時代には同じ道場の仲間、
中高時代には足立学園の、そして筑波大学時代、
了徳寺学園に所属していた時代にもそれぞれ仲間がいました。
そのぞれの節目で、人生の岐路に立たされ既出の選択をしてきました。

【競技】という柔道の一面だけを考えると、それはサバイバルレースです。
能力の限界を感じたり、怪我があったり、モチベーションが維持できず、
または年齢を重ねていけば家庭の事情あでったりと、様々な事情で
そのレースから離脱する人がいます。

夢に向かって突っ走っていた自分が、いつしかレースを離れ傍観者となったとき、
人は自分がかけていた「見えない襷(タスキ)」を誰かに託していることがあります。
それがかつての仲間だったり、ライバルだったりするのでしょう。

情けない話ですが、私はシドニー、アテネ、北京と自分の階級を見ませんでした。
見られなかった、見たくなかったのです。

そういった意味で、私は誰にも襷(タスキ)を託しませんでした。
だからこそ、形の競技や、マスターズ、実業団などの試合に
今でも取り組めているのだと思います。

あるとき、小学生時代に同じ道場だった仲間から
「小室はまっすぐ生きてきたんだね」と言われました。
その言葉が妙に印象深く、意味深だったので、頭に残っていました。
「最後の方まで生き残れたんだね」という意味だったのではないかと解釈しています。

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コメント

小室先生
心にしみます。僕の知り合いにも、実力はありながら競技を続けることを断念された方がいます。その方は今、以前とは違うスタンスで取り組み、後輩の方や仲間の方と楽しまれています。
僕自身は、柔道の選手としては全くのダメダメでしたが、多くの先生方、仲間、後輩たちのおかげで柔道に関われています。
僕と一緒に柔道やった後輩たちが、さらにその後輩たちと柔道をやってくれて、人と人の繋がりがずっと続いていけば嬉しいですね。

投稿: 三宮同好会 | 2012年8月 4日 (土) 17時56分

>三宮同好会
コメントありがとうございます。
競技というのは柔道の一部だと思います。
いろいろな関わり方をこれからも続けていきたいですね。
私も柔道で繋がった縁、大切にしたいと思います。

投稿: 小室宏二 | 2012年8月 5日 (日) 11時01分

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