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2012年5月

2012年5月 4日 (金)

寝技の打ち込みの重要性@新作DVD発売

現役時代の私は、先人から伝えられた高専柔道の技術を、
いかに現行ルールに生かして勝ち残っていくかに苦心していました。
そこでまず気付いたのは「寝際」の重要性でした。
※このことは拙著「柔道固技教本 」に記してあります

また新しい技術を求め、いち早く練習にブラジリアン柔術を取り入れ、
また格闘技の試合などにも挑戦してきました。

そうした取り組みの中で身につけた技術、体捌きは一朝一夕に身につくモノではありません。
しかしそれを伝え、身につけさせ、試合で使えるようにするのが指導者に
求められるスキルだと思います。

そこで最近、指導者としての私が研究テーマにしているのが「寝技の打ち込み」です。

エビや腰切りなど、寝技にも重要な体捌きはいくつかありますが
それを実際の動きと結びつけられない選手は意外なほど多いです。
逆に言えば、エビと腰切りがしっかりできていれば、特にこれといった
極め技がなくてもそれなりに寝技は戦うことができます。

そういった課題を克服するために、最近ではエビや腰切りといった単独動作を、
二人一組で打ち込みのように取り組めるよう研究しています。

また多くのチームでは「寝技の打ち込み」といっても5~10分程度、
各自が課題とする技術を単純に繰り返すだけというのが殆どでしょう。

しかしそれだけで実戦で通用するでしょうか?

立ち技の打ち込みでは、組み手を変え、様々な角度に移動するなど工夫をしていると思います。
しかし寝技になると、そこまでするチームは少ないでしょう。

単純な技の反復は初心者には向いていますが、アスリートが取り組むべき
練習法はその一歩先だと考えています。

例えば投げた後、相手の技を返した後、担ぎ技に対してなど、様々な寝際の場面を
想定して寝技の打ち込みを行います。もちろん正確に、そして速く!
最終的には寝技の打ち込みとはいえ、立ち姿勢から行うべきだと思っています。

投技を指導するとき、最も大切なこととは何でしょう?
ある人は「組み手」またある人は「崩し」と答えるでしょうか。
それらを習得する方法が「打ち込み」や「投げ込み」といった反復練習だと思います。

同じように寝技にも「打ち込み」があり、様々なバリエーションで速く、正確に行うことが
投技と同じく重要です。

さて今回、ティアンドエイチ社から淑徳中学~大学での柔道一貫指導というテーマのDVDが発売されました。
7年前から同校の寝技担当コーチとして携わってきた中で培ったノウハウが収録されています。

拙著「DVD柔道固技上達法 」とかぶる部分もありますが、
実践に即した基本動作の打ち込み、絞め技の打ち込み、
十字固めの打ち込みのバリエーションを増やしました。


特に亀姿勢に対する送襟絞(通称:腰絞)の要点は、
同様の技で一般的に知られている理合いを一変させています。
これで「キレる絞技」を習得できることは間違いなしです。

購入は以下のリンク先からどうぞ。

http://www.tandh.net/jok-d3.htm
Jokd3b

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