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2011年11月

2011年11月28日 (月)

ブラジリアン柔術 DUMAU JAPAN OPEN

もう何年も前の話です。
「どこかで稽古できるところはないか?」という相談を受けました。
費用がかからず、比較的に通いやすい所、というような希望だったので、
講道館の案内と共に「柔道ではないけど」という注釈もつけて
パラエストラ東京の昼柔術を紹介しました。

以来、どっぷりブラジリアン柔術にはまってしまい、今では柔術黒帯、
「RJJ」という私が格闘技に参戦する際、使用していたチーム名も引き継ぎ、
さらには「コムロックと袖車絞で有名な・・・」という形容詞まで身につけたのが、
足立学園の同級生である岡本裕士です。

そんな彼が私に挑戦してきました。
「まだまだ10年早いよ」と思っていましたが、むしろバッチリ思い知らせてやる良い機会だと思い、
挑戦を受けることにしました。(軽い気持ちで・・・・)

黒帯は参加費無料という言葉につられ、
アダルト黒帯アブソリュート級にエントリーしました。
要するに一番レベルの高い体重無差別の階級です。

柔術の練習は月に1回、出来るか出来ないかです。
年間12回には到達できないので、2~3ヶ月間に1回程度の頻度でしょうか。
柔道の乱取り稽古は、千代田区体育館で週1回、淑徳大学で少しといった程度、
それでも貯金で充分勝てるだろうと思っていました。

しかし、試合はそんなに甘くはありませんでした。

<1回戦・岡本戦>
岡本と対戦した1回戦、私はあまりにも気負いすぎてしまいました。
投げて、そしてコムロック、袖車絞のどちらかで秒殺してやる!
という気負いが、動きを堅くし、無駄に力んでスタミナを消耗してしまいました。
序盤、無理に投げにいってしまい投げたと思ったらコムロックにはまってしまいました。
コムロックが教えたコムロックで一本負けなど出来ません。
それでも、ここまでは大丈夫、ここは危ないというラインは自覚していたので、
落ち着いて捌きました。
中盤、完璧に極まったと思った袖車絞をするりと逃がしてしまいました。
油断、慢心が起こした大きなミスです。
立ち上がって再スタートしたときには大きくスタミナをロスしていました。
それでも意地でマウントポジションまで持っていき、最後は丁寧に腕挫十字固を
極めました。

最近の試合では常に「力まない」ことを心掛けていましたが、
それと真逆のことをしてしまい、自分らしい試合をすることが出来ませんでした。
それでも、最悪の事態にはならず、ホッとしています。
岡本は見違えるほど強くなりました。
それでも何度挑戦を受けても、何度でも跳ね返してやるつもりです。
それが私の意地です。本物のコムロックは私以外あり得ません。

最後に岡本への代理メッセージです。
「小室に挑戦する前に俺を倒すのが先だろ!?(by正和)」

<2回戦・アンデルソン天川戦>
体重差のある対戦でしたが、アンデルソン選手のような体型は比較的得意だったりします。
投げられることもないだろうし、引き込まれても抑え込む自信がありました。
意外にも組んですぐに引き込まれますが、安定させて抑え込みながら
袖車絞からコムロックへと変化し、一本勝ちを収めました。

実はここでもう棄権しようかと思いました。
私は馴れない試合で疲れ切ってしまったのです。
この時、休みながらフッと携帯で教え子の試合動画を見ました。
そこでは都市大付属の教え子が白帯ながら必死で戦っていました。
6人抜きをしたときの動画です。
そこで未熟な指導者(私)が「最後まで絶対に諦めちゃダメだ!」と連呼していました。

ハッとしました。
自分は今、戦う前から諦めようとしている。
生徒にはあれだけ言っておきながら、自分は諦めようとしている。
生徒は見ていなくても、この試合は勝っても負けても、諦めずに最後までやり遂げよう!
そう思って準決勝戦に望みました。
既に疲労感と共に、無駄な力みは無くなっていました。

<準決勝・山本健一郎戦>
以前、東十条にあるイエローマンズというジムで何度となく稽古をつけていただいた方です。
ブラジリアン柔術らしい、しなやかな足捌きで、非常に苦手な選手です。
実際、序盤からバックを奪われそうになる苦しい展開。
どこでポイントを奪われ、どこで奪ったかも分かりませんが、
唯一、ここだ!と思って仕掛けたのが立ち姿勢からの腕挫腕固、腕挫十字固の連携です。
ここを極められなかった時点で、勝敗は審判に預けたような形になりましたが、
運良くポイント2-2,アドバンテージ2-1という僅少差で勝利となりました。

山本さんとは実は2回目の対戦ということで、声を掛けていただきました。
同じ東十条町民だったようで、一気に親近感が湧いてしまいました。
今回で、私の稽古不足を露呈してしまいましたので、また稽古をつけてもらいに
行かなければなりません。

<決勝・マルコス・ソウザ戦>
相手のマルコス選手は非常に力強く、技術力も高い選手でした。
それでも最後まで諦めずに戦い抜くと決めていたので、頑張りました。
周りからの沢山の応援も後押ししてくれました。(応援ありがとうございました)
最後は精根尽き果て、腕挫十字固での一本負け、完敗でした。
自分でも意外だったのは、以前はタックルを捌いてからの攻防が得意だった私ですが、
何度もタックルでやられてしまいました。
柔道のルール変更が・・・なんて言い訳をする気はありませんが、
適応力が下がってしまったのは明らかでした。


今回、軽い気持ちで受けた挑戦ですが、色々な意味で貴重な経験を積むことが出来ました。
やはり日頃の修練は大事ですし、諦めないという気持ちは選手として絶対に必要なスキルです。

今回は試合後の疲れているところ、岡本や林選手に色々とサポートしていただけました。またパラエストラ東京や、トライフォース五反田の皆さんからも多くの声援を送っていただけました。
とても心強く、励みになりました。改めてここで御礼申し上げます。
(ブラジルブログに前編後編が掲載されています)

また今回、ビデオ撮影などでも協力してくれた9369こと草間さんが白帯の部でも出場、
料理人なのに減量5kgという苦行を乗り越え、見事に優勝を果たしました。
息子さんの前で格好いいお父さんを見事に演じて魅せました。おめでとうございます!
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