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2011年7月

2011年7月 3日 (日)

大室宏太

以前、柔道六段で都柔連主催の大会などで審判としても活躍されている
比企俊太郎さん(ペンネーム)のジョアンナに乾杯を紹介しました。
今回、完結編となる第5巻が出版されたので改めてご紹介します。

主人公の一二三は柔道選手で、春日柔道クラブ出身のある女の子がモデルです。
当時は小学生だったモデルも、今は高校生になりました。
内股が得意で男子顔負けの活躍をしていました。

そして一二三とは道場と高校で同じチームだった岩城楓のモデルは重量級のある選手です。
こちらは下手したら、階級こそ違えど一二三のような選手になってしまうかもしれません。

さてあらすじをバラさない程度に紹介を続けます。
一二三は埼玉県のとある強豪校から、茨城県にある常総大学に進学します。
この常総大学、もちろん筑波大学がモデルです。

ある朝、一二三は全日本ジュニアに出場する朝、変な夢を見て目を覚まします。
そういえば私も試合の日の朝、自分が優勝する夢を見て、それが正夢になったことがあります。
忘れもしない、初めて日本一になった全日本ジュニアの決勝です。
過去の記事「■思ひ出ぽろぽろ(TT)(2001/09/11)

さて、常総大学に進学し、大藤寺学園に就職したた一二三は怪我や挫折を乗り越え、
柔道家としても人間としても着実に成長していきます。
それはもちろん、柔道の仲間や家族の支えがあったからに他ありません。
それに加え、若干ながらある先輩の教則が彼女を後押しします。

大室宏太
現在精力的に教本をまとめている有名な元強化選手で
一二三にとっては常総大学の先輩にもあたる・・・

と紹介されています。
これはもう説明の必要がないでしょう。

そして一二三は、多くの柔道家が夢見る世界一を決める舞台の決勝戦で、
引き込む相手から十字絞を仕掛けられますが、これに袖車絞で応じます。

自分の技に手応えを感じる一方で、(中略)やや意識が遠のくのを覚えた。
(中略)視野が暗くなった。どこからともなく、聞き覚えのある声が・・・

この袖車絞は大学の合宿で先輩である大室から教わった技なのですが、
このシーン、知る人は知っているあのシーンです。(コンテンダーズ矢野卓見戦

果たして一二三は世界の頂点に立てるのだろうか?そして恋の行方は?!

第5巻では柔道が中核にありますが、実はそれが本題ではありません。
多岐にわたる展開がありながらも、軽快なテンポが飽きさせません。
私は原稿チェック(主に柔道の部分)の依頼があり、発行前に一読させていただきましたが、わずか一日で読破してしまいました。
柔道家ならずとも、楽しめる一冊です。
生徒諸君は夏休みの読書感想文用にいかがでしょうか?

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