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2011年3月15日 (火)

アジア形選手権(前編:出場に至る経緯)

2011年3月10日、私を含めた日本選手団一行は第1回アジア柔道形選手権大会に
出場するため、タイの首都・バンコクに旅立った。

偶然にもその日は、ヨメロックの第一子出産予定日でもあった。
言い訳がましく思われそうでもあるが、誤解がないよう敢えてここに出場に至った経緯を記しておく。

昨年から寝技指導の依頼が殺到していたため、休日も家を空けることが多かった。
その為、ヨメロックには寂しい思いをさせてしまった。
それに私自身も、過密なスケジュールで少々疲弊していた部分もあった。
そこで私達は「2~3月は週末の予定を一切入れない」という約束を交わした。
もちろんそれは出産に向けた準備と、残り僅かな夫婦水入らずの期間を過ごすためでもある。
意外に思われるかもしれないが、多忙な故に家庭を顧みず、冷え切ってしまった家庭をもつ柔道指導者が多くいる中、私はそれでも家庭を大事にしている方だと自負している。
酒が飲めないので、夜で歩くようなことも滅多にないし、基本的には家にいるか、嫁さんと外出している方を好んでいる。「休日はしっかり休む」というのが私のライフスタイルだ。
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昨年末「3月頃にアジア形選手権開催の企画有り」の打診を受けたとき、
もし代表に選ばれたとしても辞退することをヨメロックに伝えていた。
それは取りも直さず、初産のヨメロックをサポートすることに他ならない。
翌年1月、全柔連感謝の集いの会場で「アジア行くぞ!」の報が届く。
その時は素直に返事をしたが、内心は前述のように断ろうと思っていた。
何しろ出産予定日と大会派遣期間が完全に被っていたのだ。

それとなく、家庭的な事情を日本代表監督の松井ドン勲氏に相談してみると、
「心配しなくて良いよ、代わりは幾らでもいるんだから」
満面の笑顔で、そう突き放された。。。
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柔道と家庭、どちらが大切かなどというのは愚問だが、今回ばかりは勝手が違うだろう。
しかし、ヨメロックと義母は意外なことを言った。

初産だから予定通りとはいかないし
辞退したらもう選んでもらえないんじゃない?
諦めて予定通り産まれなかったら、それこそ後悔するんじゃない?
行ってきなよ!

頼りない、子供のようなヨメロックを放っては行けないと思っていたが、気丈にも出場を許してくれた。
義母も青森から事前に上京し、出産前後をサポートしてくれることになった。

こうして私は様々な障害を乗り越え、固の形日本代表として決戦の地、バンコクへと旅立ったのである。

もちろん、この時はまだ未曾有の大災害が日本を襲うことは予想だにしていない・・・


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コメント

日本代表監督の松井ドン勲氏のお言葉は武道人としてかがなものでしょうか?
>「心配しなくて良いよ、代わりは幾らでもいるんだから」
こんなことを平気で言う神経がしんじられません。

投稿: oh | 2011年3月17日 (木) 08時28分

>oh
私たちは大学の先輩・後輩の仲ですから、冗談ですよ!
それでも代表選考会はギリギリの争いですから、
後ろには有力選手がいくらでも控えているってことですね。
色々な人からの理解と協力を得て、頑張らないといけません。

投稿: 小室宏二 | 2011年3月17日 (木) 10時43分

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