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2009年7月23日 (木)

新婚の光と陰(その九)

7月、期末試験も迫り学校はいよいよ夏休みに向けて動き出す。
ここまで来れば一段落できる。成績処理など、最後の追い込みだ。

新しく買い直した時計は・・・・
怖くて箱から一切出していない。
新品同様のまま、部屋に保管してあった。
とりあえずこの時計は、バリ挙式までは外出禁止

プルルッルルルルル・・・・・

携帯の着信音が鳴り響く。しかし見慣れない番号だ。

03-XXXX-0110

ん!!

この下4桁は特殊だ。
警察署の代表番号は、間違いなく下4桁が「0110」となる。
いわゆる「110番」てやつだ。

講道館時代、各地区の連盟関係者と連絡を取る際、
警察関連の人が多かったので、自然と知るようになった。

警察が何のようだ?
僕はあの嫌な事件を少しだけ、払拭できるようになっていた。

「高島平警察署のモノです」

用件は、銭湯に同行し一緒に現場の写真を撮らせて欲しいとのこと。

僕は憤慨した。
2ヶ月の前の被害届で、何を今更写真だと?!
こっちは成績処理で忙しいんだ。
いい加減にして欲しい!

日程を調整して赴くという話だったが、僕はその電話から1週間放置した。

再三、担当者からの電話があり、僕は高島平警察署を訪問することにした。

「実は時計が見つかりました」

耳を疑った。まさか!
もう完全に諦めていたのに。。。

詳細はこうだった。

伝えたシリアル番号を元に、警察の方で各質屋などに連絡を入れ、
地道な捜索活動を行ったらしい。

しかし、それでも時計の消息は掴めなかった。
犯人がプロであった場合、盗品を買う側もプロである。
だから消息を掴むことはほぼ不可能だ。

今回の場合、偶発的に鍵の開いたロッカーを発見し、犯行に至っている。
犯人とはいえ、プロではない可能性がある。
プロではないからどこかでミスを犯す。

ほとぼりが冷めるのを待ったのだろうか、犯人は7月に入り、
池袋の某有名質店に時計を売りに出した。
時計には15万円という値が付いた。

銭湯での写真撮影を終え、再び警察署で調書を取る。
S 銭湯の防犯カメラ

犯人はまだ泳いでいるらしい。
(現時点で拘束されている可能性も十分あるが)

質屋に売りに来た時点で、犯人の身分は照会してあるらしく、
それを元に、容疑や証拠を揃え逮捕に行くらしい。

時計の方は全ての決着がついてからの返却だそうで、その場では返してもらえなかった。

時計が2コになっちゃうな。

しかし・・・

僕が思うほど、自体は簡単なモノではなかった。

つづく。

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