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2008年12月

2008年12月30日 (火)

2008年の総括

2008年も残り僅かになってきました。
来年の抱負を書くにはまず、今年を振り返らなくてはなりません。
というわけで、今年のトピックスをあげていきたいと思います。

■甲状腺の病になるsweat01
このブログでは初めて公開しますが、暫く病んでいました。
8月下旬から、体重が減り始めました。
食べても減っていくので、夏バテかなと思いましたが、
体重減少は一向に収まらず、体力も一気に低下していきました。
最初、漢方薬を処方してもらいましたが、それでも収まらず、
血液検査をしたところ【甲状腺機能亢進症】と診断されました。
これがまたやっかいで、薬を飲み始めると、間もなく全身に蕁麻疹が出て、
暫く仕事を休む羽目になりました。(顔中腫れ上がりましたから)
081003_134512腫れ上がった前腕

それが収まると、今度は肝臓が悪くなってしまい、
精密検査や血液検査で何回も病院を行き来しました。で、今は完治です。

怪我はよくあるものの、病気になるとは思ってもいなかったので、
健康管理や、ストレスの発散など、もう一度見直す良い機会となりました。

その他、インドネシアでは食あたりによる下痢で、体重が67kgまで激減しました。
減量しているときでさえ、脱水による痙攣などをしたことがない僕が、
普段の生活で痙攣していたので、その症状は凄まじかったですsweat02

高段者大会と道友会で全勝
六段昇段への道程として、高段者大会に出続けました。
全国、東京都、城北五区、都民生涯スポーツ、全てに出場、
そして全てに勝ちました。このペースを保って、あと2年はフル出場、全勝を目指します。

また夏には道友会の大会に出場しました。
子供達の前で、体重無差別の試合は非常に緊張し、負荷の高いモノでした。
(この時既に、病んでいた可能性もありますが・・・)
際どい勝負ではありましたが、子供達の応援は嬉しくもあり、励みになりました。
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次回は、時期が来年3月に移動するそうです。
これに関しては、出場は検討中です。(3:7で出ない方向)

タイ国際で準優勝
2006年の台湾国際に続き、7月タイ国際に自費で出場してきました。
今の自分がどこまで出来るか、技と心を試すための試合です。
決勝までの3試合は思うような動きが出来ました。
決勝戦だけは国際大会の洗礼を受けたという感じですが・・・sweat02
それでもラオスの心吾くんや、香港の安達、
国際セミナーで指導したラオスやタイの人々に応援してもらい、
もの凄く楽しく試合が出来ました。
もちろん、このまま引き下がっている僕じゃないですから、
決勝のあいつにはキッチリ、僕の洗礼をお見舞いしてやります。

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色んな国々へ
2.3月 ラオス、インドネシア(講道館派遣)
7月 タイ(国際大会出場)
8月 北京(オリンピック観戦)
9月 台湾(旅行)
11月 香港(講道館派遣)

今年は今まで以上に、海外に行く機会が多かったです。
そうして貯めたマイルによって、北京オリンピックを観戦することも出来ました。
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そして今、僕は再びラオスに来ています。年末年始は暫くココに滞在します。
こののんびりした雰囲気が気に入ってしまったんです。
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「柔道絞め技入門」、近代柔道「入門!一流の極意」
僕にとって、今年一番の活躍はコレでしょう。
実はベースボールマガジン社の近代柔道編集部には、
自分でメールをして売り込みました。
ようやく忘れた頃に、「一流の極意」の取材をしてくれたんです。
試合で載ったとしても、いつも小さい記事だったので、間違いなく過去最大の記事です。
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柔道絞め技入門―固め技の名手二人に学ぶテクニック
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ただ単に出版するのではなく、柏崎先生と共に、そして絞め技限定という
拘った本が出せたのが良かったです。しかも売れているそうですup
なんとか柏崎先生と協力して続編を作成し、3部作揃えたいです。
そして来年こそは、本版コムロックDVD「コムロック2」を出版したいです。

さて2009年はどんなニュースがありますでしょうか。・・・よいお年をclub

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2008年12月26日 (金)

良い指導とは何かを考えた

固技の面白さをどうやって教えていくか
本当に使える技をどうやって教えていくか
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分かりやすい指導とはどういうモノかを常々考えています。
それはつまり、寝技の指導が僕にとって唯一の商売道具でもあるからです。

代わりは他にも沢山いる。
それでは指導者として生き残っていけないと思っています。

また「分かりやすい」「使えるようになった」という言葉を聞くと、本当に嬉しく思います。

しかしながら、僕は少し思い違いをしていました。

■たくさんの技術を知っている、それを披露しながら指導する
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Sany1120 Sany1130

自分の知識の豊富さをアピールできます。
コムロックや袖車絞しか指導できない。とは思われたくありません。
常に色んな技術を吸収し、それを工夫して、分かりやすく指導しています。

生徒は次から次へ新しい技術を指導され、あたかも流行の先端を闊歩するような
そんな間違いを犯しかねません。

生徒によっては色々な技術を知り尽くしたい。
そう思う人もいるでしょう。だから完全な間違いではないかもしれません。

ある時、こんな会話がありました。

「先生、ここはこうじゃなきゃダメなんですか?」

5「なんでも良いんです、一本取れば。形には拘らないでください」

自分の言葉にハッとしました。
最大の目的は技を覚えることではなく、一本を取ることにある。

そう思ったら、沢山の技術を覚える必要性があるのだろうか。
もちろん、防御を覚える意味で、色んな技術を知っておくことは有効です。
しかし僕は、沢山の技術を教え過ぎていることに気が付きました。

そしてそれは『小室は少しの技術しか知らない、指導の幅が狭い』
と思われることがイヤだったことに起因しています。

僕はコムロックと袖車絞しかできないんじゃない。
それだけでも十分通用するほど、精度が高いのです。

一本を取ることが目的であれば、それほど多くの技を教える必要もありません。
多くの生徒が欲しているのは『本当に一本を取れる技』というのが殆どでしょう。

これからは指導方法を少し変えていこうと思います。

教えながらも勉強です。

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2008年12月24日 (水)

講道館通信@新年1月号

今年の稽古もあと2日となりました。12/25が稽古納め(19:00終了)です。
年末年始は少しバタバタしますので、少し早めの講道館通信です。

年末年始の休館
12/27(土)~1/4(日)
この期間は道場だけでなく、受付窓口なども閉まっております。
暦の関係で、今年は長めのお休みになっていますribbon

稽古始め
1/6(火)より通常通り

寒稽古
1/7(水)~1/16(金)この期間中、通常の夕方稽古はありません
毎朝5:30~7:30まで、10日間続きます。
毎日通い続けると、皆勤賞が貰えるほか、
稽古後は地下のじぇびあんで、美味しいおかゆが無料で配られます。
が、僕は一切食べませんdashdash

鏡開き式
1/11(日)

‘形’研修会
1/24(土)15:30 大道場

補習科
1/21 (水)学校道場
1/24 (土)大道場
19:00より開始します。指導内容のリクエストがあれば、コメント欄に書いてください。
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2008年12月21日 (日)

サブミッション魂 vol.3

サブミッション魂3が発売されましたので、早速読んでみました。
宣伝と内容の修正点を指摘して欲しいと、進呈していただいたモノです。

表紙はいつもながら、僕の好きな色遣い。
最初に、この本の対象者は少なからず各種競技を「ヤル側」だと思います。

そういった点で、色んな技術の解説が盛りだくさんで載っています。
特に、最近僕が凝っている腕挫脚固を併用した『門脇スペシャル』
という技、これは主に裸絞で決めるようですが、かなりの練り込まれた技術のようです。
春日ロックの系統は主に抑え込みと、関節技主体ですから、
門脇スペシャルの要点もパクってしまいたいです。

また、トイカツ選手が解説している蟹挟からのヒールヒールド(P.53)は
僕がまさに喰らった技です。相当痛いですよ、これsweat01

あとは静岡の寝技王子・花井選手のインタビュー。
「僕のやり方は、タップ(参った)を求めていないんです」
そのページには相手の足が、へし折れた写真が載っています。
恐ろしい。。。sweat01

最後に「良い点よりも、悪い点を指摘して欲しい」というので、
粗探ししてみたのですが、なかなか見付からず。。。

強いて挙げるなら【次回は春日ロックを取り上げなさい】てことぐらいでしょうか。
それと、DVDメディアの方が、自宅のPCでは再生できませんでした。
DVDレコーダーでは再生できましたけどね。

DVD映像も附属して1500円は適正かどうかという判断は、適正だと思います。
買うのか、買わないのかと問われれば、買います。
お得感はあると思います。


ちなみに、サブミッション魂1では、後半に僕のインタビューと、
技術解説が盛り込まれています。

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2008年12月19日 (金)

腕挫脚固の解説

最近、僕の中でもの凄くレベルが上がった腕挫脚固を紹介します。
この技の利点は以下の通り。

  • 腕よりも筋力のある脚を使うことで、効果が高い
  • 脚で極められるとは予想できず、相手の警戒心が薄いためよく極まる
  • 朽木倒、肩車など脚を取る投技へのカウンターとして使える

春日ロックを編み出した僕は、コムロックと同様、枝葉が広がるように
附随する技術が増えていきました。その1つが腕挫脚固です。
ポイントは以下の3点。

1.膝でしっかりと挟む
2.相手の手首に、自分のどちらかの足首をあてる
3.相手の顔を反対向きにコントロールする

3.についてはここ数ヶ月前に発見したモノですが、効果は倍増です。
脚固を狙う過程で、これに気付いたのはラッキーでした。
肩車へのカウンターとしても重宝しますし、
引き込みからの攻撃としても使えます。

試合映像は、2002年のモノですから、3.はまだ扱えていません。
しかし、こっそり手首を制しているところがミソでもあります。

もうひとつ重要な点と言えば、男の場合、相手の肘少し上辺りに、
自分の股間がある
とスパっと極まります。

ちなみに、腹の圧力で極めた場合は『腕挫腹固』
僕の場合、足首を利かせているので『腕挫脚固』と判別しています。

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2008年12月16日 (火)

気負いと自信

僕が愛読している漫画に「バガボンド」というのがあります。
宮本武蔵を題材にしたモノなんですが、剣と柔道、道は違えど共感する部分が
多くとても気に入っています。
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その中の一説に、この様なモノがあります。

柔らかくなるのは自信 硬くなるのは気負い

僕は気持ちを前面に出して勝負するタイプなんですが、
それが効果的に試合に出ることもあれば、
いわゆる気負いすぎてしまい、良い動きが出来ないこともあります。
なので、試合では闘志を内に秘めつつ、を心掛けています。

7月に挑戦したタイ国際では「脱力」をテーマにしました。
久しぶりの国際大会、気合いが入らないわけがありません。
でもここで気負いすぎ、力が入ってはスタミナが持ちません。

なので柔らかく、肩の力を抜いて勝負することを心掛けました。
初戦はもちろん、硬くなってしまいましたが、徐々にリラックスでき、
関節技がキレてきました。

 ※この2試合は未公開の映像です。

来年もどこかの国際大会で、柔らかい柔道を試してみたいです。

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2008年12月 9日 (火)

愛知県少年柔道教室で名古屋ロック!?

柔道ルネッサンス事業の一環で、昨年から各地で少年教室を開講しています。
柔道フェスタや日本武道館主催のモノとは、ちょっと違います。

今回、僕は中田善久先生(セコム)と共に、愛知県(名古屋市)に派遣されました。

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愛知県武道館は、選抜体重別大会のように、青と黄色の畳が採用されています。
発色が鮮やかで、僕の好きな色ではありますが‘形’の練習をするときは、
位置取りに苦労しそうです。
ちなみに、掲示されていた『中田善久 五段』の「善」の字が【喜】になっていました(笑)

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愛知県と言えば、僕はまず「大石道場」を思い出すのですが、
最近は群雄割拠の情勢で、様々な道場が切磋琢磨しているようです。
実際、驚くほどレベルが高かったです。

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指導の合間には、指導者の方々とミーティングがありました。
これが今回の重要なポイントですが、色々と考えさせられました。

いくつか話題に上ったモノを上げてみます。

  • 勝ちに拘った柔道を教えるつもりはないが、ある程度勝つ技術も教えないと子供が他の道場に移籍してしまう。
  • 移籍問題に関して、明確なガイドラインを設定して欲しい。
  • 強化も必要だが、普及も重要。地方では柔道人口の減少が深刻である。
  • 中学校の指導者が少なく、中学柔道部がないので辞めてしまう子が多い。
  • 「抑え込み」宣告時の解釈で、危険防止で「待て」が掛かるのを利用して、抑え込みから逃げる技術をせず、肩を捻ったり、腰の捻りだけで逃れようとする。→抑え込みから逃れる技術の低下に繋がる。

柔道ルネッサンスの理想と現実、強化と普及、難しい問題です。
こんな意見もありました。

  • 国際大会に備えて(福岡の選抜大会)、畳の色はすぐ変えるのに、道衣だけは未だに白に拘るのはなぜですか? 確かに、

一貫性がないですね・・・sweat02

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お兄さんが足立学園に通っている大崎兄弟(写真中央が次男、左が三男)
三男は宮城生に似ている気がします♪

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今回は中田先生が内股と、各打ち込みの方法を、
僕は世界1周(抑え込みの連絡変化)と、名古屋ロック(春日ロック)を指導しました。
最後の写真は、泊めさせていただいた全日空ホテルからの夜景です。
こんな若輩者に、至れり尽くせりな好待遇でもてなしていただきました。

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2008年12月 2日 (火)

柔道絞め技入門 【発売中!】

いよいよ柏崎先生との共著「絞め技入門」が発売になりました。
講道館に就職して、一番にやりたかったのは出版でした。
なかなか思うように話が進まず、苛々した時期もありましたが
まずは第一歩を踏み出しました。

柏崎先生と組めたことは光栄でしたし、とても勉強になりました。
お互いの持ち味はこんなモンじゃありませんが、
出版の期日が迫っていたこと、今回は『入門編』であることなどから、
難易度の高い技や、文字はかなり減らしてあります。
なのでやはり中高生むきですね。
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ただ柏崎先生曰く、
『俺は試合で一本取ったことのない技は教えないから』
と仰っていました。この言葉には強烈な説得力がありますよね!
僕も同じスタンスでしたが、見習っていこうと思います。

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売れ行きがよければ「関節技入門」の企画も浮上するそうです。
是非とも「抑込技入門」も出版し、3部作揃えて出したいです。

本版「コムロック(仮)」の出版もまだ諦めていません。頑張ります!

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  購入はこちらからupup

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2008年12月 1日 (月)

優勝旗

『インターハイ』
といえば柔道を志す高校生が誰しも目指す、夢の舞台です。
さらにそのインターハイで優勝ともなれば、
それはもう天下を取ったような世界でしょう。
優勝どころか、一度もインターハイに出られなかった僕にはそう見えました。

1年は3位
2年は2位(代表になった堤選手は本大会でも優勝)
3年はベスト8(内柴選手に抑え込まれるなどして判定負け)

徳原先生が奉職し今年で33年になりますが、
ようやくこの優勝旗が、足立学園にやってきました。
歴代のOBが何度となく挑戦し、たどり着けなかった境地です。

その天下の証、インターハイの優勝旗を触ってみました(笑)

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まるで本当に優勝したかのような笑顔です。
これが欲しかったんですnote

でも欲しかったコレが獲れなかったから、大学時代に頑張れたというのもあるはずです。
モチベーションの維持とは難しいモノです。

今回は、僕の他に同期が2人出席していました。
伊藤(60kg級、インハーハイ予選決勝で内柴に敗れる)
高橋(71kg級、インターハイ本戦で3位)

5 「お前らインターハイ優勝出来なかったんだから、記念に触ってこい」
高「お前こそ、インターハイすら出てねーだろannoy
5 「伊藤なんか内柴に負けて泣いちゃってよ」
伊「お前なんか抑え込まれて負けただろ!」
5 「良いから早く並べ!記念撮影するぞ♪」
という具合になって撮ってみましたmovie
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