毎年恒例、体重別の学生チャンピオンを決めるこの大会。
今回、僕は初めて審判として参加させていただきました。
僕はまだBライセンスしか保持していませんので、
まだこの規模の大会を裁くことは滅多にありませんが、
チャンスを与えていただきました。
最近、審判を頼まれる機会が増え、その都度、
恩師・小俣幸嗣先生(筑波大学教授)から色んなご指導を戴きました。
今回、気をつけたのは3点。
- ・発声、ジェスチャー、立ち姿勢などをしっかりする。
- ・投技の見極めを最後までしっかりとする
- ・罰則を取るタイミングを考え、試合を掌握する
当然のことながら、僕はまだ巧くはないので、
とにかく集中して、真剣に取り組むよう心掛けました。
しかし大きなミスとしては、浮固の判断を誤りました。
※身体が浮いているので浮固
腕挫十字固を狙う選手が、腕を伸ばすことが出来ず、浮固を狙いました。
しかしお尻がべったり畳に着いており、明らかに浮いていませんでした。
コーチや選手は「抑え込み!」とアピールしましたが、
浮いていないのであれば抑え込みにはならない
と思い、暫くそのままの状態の末、試合が終了しました。
試合後、もう一度「抑え込みの定義」を確認し、審判長にも相談に行きました。
結局、不完全ながらも、その場合は抑え込みを宣告しなければならなかったようで、
お尻が畳に接地している云々は、三角からの抑え込みの場合に限る。
とのことでした。
その件で、勝敗が逆転するようなことはありませんでしたが、
翌日、監督が筑波の先輩だったこともあり、謝罪に行ってきました。
自分なりに勉強して、知識を蓄えているようでも、
その場の状況では色んなことが発生するので、そう簡単にはいきません。
今回、とても勉強になりました。
大学4年の時、出場した僕です。
11/23には講道館で行われる全日本産業別大会で審判を務めます。
ミスをしないよう、また勉強して任務を果たそうと思います。
優勝者
初日には、僕と関係のある何らかの選手が多く優勝しました。
男子では全ての階級で筑波大生が進出、2名(秋元、小倉)が優勝しました。
81kg級では、足立学園柔道部の後輩でもあり、教え子でもある
川上智弘が1年生ながら優勝を果たしました!

中学・高校時代からコツコツと努力を重ねていましたが、
ここに来て一気に成績に結びつきました。
先月は全日本ジュニアの3位決定戦で負けてしまい、
とても落胆しているという内容のメールが届きました。
それでも気持ちを切り替え、今回のチャンスに生かすよう
アドバイスしましたが、本人もまさか優勝するとは思わなかったでしょう。
優勝直後は涙を流していましたが、僕もつられてしまいました。
これで自信を付け、さらに頑張ってほしいと思います。
また女子では、淑徳大学の杉本が優勝しました。
その他、注目の選手をあげてみたいと思います。
■秋元(筑波大:60kg級)
60kgにしては、線が細く、力が足りないかなと思いましたが、
技の切れ味、寝技への移行スピードが抜群に速く、
完勝とも言える内容でした。江種選手や佐々木選手が居なくなった今、
平岡を追い上げる存在の1人になりそうです。
■テムーレン選手(日本大:100kg級)
昨年の国体で大活躍したこの選手、さらにパワーアップしたようです。
投技も豪快で、見ていて面白いです。
もう少し技の幅が広がったら、本当にアジアの強豪になりそう。
日大のポイントゲッターは間違いないですね。
■西田選手(山梨学院大:90kg級)
今日、僕は90kg級の審判を担当していました。
彼の準決勝戦では主審を務めました。
彼は組み手が巧く、仕掛けもまた早いです。
それでいて、足技や担ぎ技も出来る希有の存在です。
今日も、明らかに目立った存在でした。
これまでケガなどもあって、シニアでは活躍していませんでしたが、
そろそろロンドンを狙う逸材として、シニアでも活躍してきそうです。
■上川選手(明治大:100kg超級)
彼はもの凄い逸材かもしれません!
重量級では目立った大きさではありませんが、
力みのない組み方、絶妙なる間合いの取り方、
そして驚くほどの足技の切れ、そして落ち着き。
僕はこれほど足技の巧い、重量級選手を見たことがありません。
これなら外国人選手と対戦しても、十分やっていけると思います。
特に準決勝戦の石井戦(東海大)では「投の形」の内股のように、
木の葉が舞うような絶妙な崩しで一本勝ちしていました。
僕も思わず感嘆の声を上げてしまいました。
今回はこんな感じです。
10/19(日)の27:35-29:30の予定で、テレビ東京が放送するようです。
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