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2008年8月 5日 (火)

夏合宿とホタルと勝武館

夏が来れば思い出す。

僕が所属していた佑道館

その佑道館と友好関係にあったのが勝武館(茨城県大洗市)

先生同士が先輩後輩だったそうな。

今日、講道館では少年部の夏季講習会が閉講しました。
講習会というより、合宿という感じでしたが。

僕も小学生時代、勝武館で夏合宿をしたのを思い出しました。
佑道館では、夏合宿をしたのは6年間の在籍中、この1回限りでした。
写真

意外にも、僕はあまり外に出るのは好きではなく、
その日の夜も若干ホームシック気味に大人しくしていました。

勝武館の先生は、永田先生といいます。
魚屋さんを経営し、二人の息子が柔道をしています。

そう、小室家とソックリなんですよね。
両兄弟とも、歳は1コずつ違うだけでした。
兄はヒロユキ先輩、弟はタケシ先輩。

いつも明るく、冗談を言っては笑わせてくれるヒロユキ先輩が、
「宏二に凄いのを魅せてあげる!」といって、暗闇の野道を連れて行ってくれた。
写真

僕は暗闇の怖さと、不安ですぐにでも帰りたかった。

その先には電球が散りばめられているような、
幻想的で、優しいホタルの光が点滅していた。

映画やテレビでしか見たことのない都会っ子の僕には、
とても現実のものとは思えない光景だった。
プライズレス。『お金では買えない価値』とは、こういうものかもしれない。

そんなヒロユキ先輩が他界したのは僕が中学生の頃だった。
勝武館での稽古の帰り、ダンプカーに轢かれ、即死だったらしい。

親戚でもなく、家族でもなく、人の不幸で涙を流したのは、それが初めてでした。

いつもは怖くて近寄ることも出来なかった永田先生が、
葬儀では声を出して泣きじゃくっていました。

ある時、永田先生の枕元にヒロユキ先輩が立ち、
「お父さん、もうそんなに泣くなよ。 タケシがいるだろ」
と言ったそうです。誰もそれを信じて疑いませんでした。

夢のような光景と、夢であって欲しかった現実

今でもあるのかな?勝武館・・・

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コメント

お盆が近くなり先輩を思い出すのはいい事ですよね♪

思い出して貰い先輩も喜んでますね('▽')♪♪

投稿: こっこ | 2008年8月 8日 (金) 18時11分

>こっこ
ずっとお兄さん的存在だった先輩は、高校生でした。
僕は歳を越して随分経ってしまいました。
喜んでくれていたら嬉しいです。

投稿: 小室宏二 | 2008年8月10日 (日) 00時13分

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