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2008年8月10日 (日)

北京オリンピック[柔道]2日目 雑感

4年前の今頃は、道都大学で合宿していました。
テレビのない宿舎で、生徒が洗濯するのをコインランドリーまで往復しながら、
カーナビでなんとなく観戦していました。

でも、66kg級は見ませんでした。
見たくありませんでしたたらーっ(汗)
人間小さかったな。。。

内柴が準決勝で対戦した
アレンシビア(キューバ)は僕も対戦経験有り。
2001ベルギー国際の準決勝、袖車絞であっさり絞め落としました。

キューバの選手はなぜか、全く寝技をしません。
お国柄でしょうか?指導者か?ブラジルは強いのに。

自費で参加した2002イタリア国際でもまた準決勝で対戦しました。
その時は、徹底的に寝技を警戒され、
寝姿勢になると、這いずって場外に逃げていきました。
結局、袖釣込腰で「技あり」をとられ、負けちゃいました。

話は逸れますが、60kg級だったキューバのプロ選手、
彼は一度、世界チャンピオンにもなったし、野村選手ともかなり競っていました。
急に見なくなったんですけど、亡命でもしたのかな?
彼もまた寝技は激弱でした。
でも背負投のスピードは神速でした。

内柴が決勝で対戦したダルベレ(フランス)
彼とも対戦した経験があります。

2000ハンガリー国際の2回戦、
階級変更したばかりで恐れを知らない僕は、
組んですぐ内股で「技あり」を奪取、そのまま袖車絞で絞め落とし、
勢い余って優勝しちゃいました。

そして内柴選手。通算成績は8戦3勝5敗です。

この前、講道館でオリンピック代表壮行式が行われました。
式が終わり、代表が退場する際、内柴と少し言葉を交わしました。

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すると子供達が・・・
「先生、内柴選手と友達なの?」

5 「アテネの最終選考会で、彼に負けたんだよ。それでもう先生は引退したんだよ」

と言ったら、信じてもらえませんでした(笑)

2連覇おめでとうscissors

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コメント

おはようございます。北京へは今日出発されるんでしょうか。

>と言ったら、信じてもらえませんでした(笑)
(^_^;)子供ってそんなもんですね。身近な人が
どんなに偉くても実感できないからなあ。どなたかも
確か故平田師範を「平じい」と(爆)

昨日の66kg級は昨年の世界選手権で物議をかもしたのとは逆に、日本人選手である内柴選手の「固技で極めること」に意識をおいた
試合運びを強く感じました。

特に決勝で大内狩りで背中をつけられたときは一瞬ヒヤリとしましたが、その後流れるように体勢を入れ替え、押さえ込みに入ったときは、国内での小室先生のような寝技のスペシャリストとの厳しい競い合いの影を見たような気がしました。

小室先生のおっしゃるキューバ選手の寝技の不得手さもそうですが、やはり普段からの国内での競い合いが、世界の舞台で重要な要素になるんでしょうか。

投稿: koolpaw | 2008年8月11日 (月) 07時13分

>koolpaw
北京には13日の朝出発し、その日の決勝から観戦する予定です。

子供達にはよく
「先生って強かったの?」と聞かれると
『少なくとも、お前よりは強かったんじゃい!』
と言ったりしてからかっています。
そんなこんなで、信じてもらえないんだと思います。

内柴は寝技もしっかり練習していて、ソツのない試合運びをします。
そして驚異的なのはスタミナです。
あの運動量とスタミナ、昨日はほぼ完璧な柔道でしたね。

投稿: 小室宏二 | 2008年8月11日 (月) 21時08分

はじめまして(実は前にお会いしたことが1度有りますが…)
個人的に石井慧選手を応援しているNダDサクといいます。
ブラジルが寝技が強くてキューバが弱いという話ですが
メダリストのオノラト選手の話によるとブラジルの柔道はフラビオ・カント選手のような特殊な例を除けば寝技は強くないという記事を読みました。
ブラジル=寝技が強い という認識をされたのは昔 柔術のサイトかなにか(確か帝国軍だったと記憶します)で書かれていた
小室先生がブラジルの柔道トップ選手と寝技乱取をしたからでしょうか?
もしかしてその選手はフラビオ・カント選手のことだったんでしょうか?
すいません
北京とは関係ない質問をしてしまいまして…
なんとなく気になってしょうがなかったもので…
北京五輪 
柔道の専門家としての視点のコラム期待しております。

投稿: NダDサク | 2008年8月15日 (金) 19時19分

>NダDサク
覚えていますよ。関西でお会いしましたよね?
当時、練習したのはブラジル代表の軽量級(60kg~73kg級)選手です。
特に73kg級の選手には分が悪いほどでした。
カント選手とは組み合ったことがありません。

その選手達が秀でて強いだけで、全体的には強くないのかもしれません。
もしくはオノラト選手のように、重量級が強くないのか。
または相当目が肥えている彼らから観れば、柔道選手の寝技は
お粗末な程度なのか。
それは僕には分かりません。

ただあの時、僕の体感した彼らの技量は、なかなかのものでした。

投稿: 小室宏二 | 2008年8月17日 (日) 01時13分

こちらでも今晩は。

今回のオリンピックは中央アジアのクラシュの選手がずいぶん活躍した大会だったんじゃないでしょうか。
石井選手の決勝の相手だったTANGRIEV選手も、柔道だけじゃなくてクラシュでもシニアのチャンピオンになっている方でした。
石井選手は終始攻めていたのに「冒険しないで勝ちに行った」と?なことを言ってましたけど、クラシュのチャンピオンを立ち状態で圧倒していたのは流石だと思いました。
石井選手もブラジリアン柔術の修行をしたそうですね。寝技で勝負していれば更に圧倒していたんじゃないかしら。 :-)

投稿: 鈴木@岩手県 | 2008年8月17日 (日) 01時28分

さすが講道館少年部の天然のお子様方・・・

東京の子供たちってもっとすれているのかと思いきや
一緒に練習させてもらって、とっても素直で素朴な子供たちでした。
やっぱり全国、子供たちはどこでもおんなじですね( ´∀`)

時代の強豪選手を作るお仕事がんばってください。
でもまだ試合で活躍する5669さんも見たいです

投稿: ひめくま | 2008年8月18日 (月) 02時59分

>鈴木@岩手県
他国の選手は、柔道以外にも他競技に出ている選手が多いですね。
日本の場合は、そういうのを否定的ですから。。。
石井選手の「冒険しないで勝ちに行った」というのは、
返されにくい仕掛けに終始した。という意味です。
無理に攻め込んでいなかったんですよね。
特に大外刈りは、無理に行くと返されますので、
返されない程度に仕掛けていき、反則を誘っていたのです。


>ひめくま
僕は色んな土地に行っていますが、根本的なところは同じですが
地方の子供と、都会の子供はちょっと違いを感じますよ。
どっちも良いとか、悪いという話ではありませんけど。
明日から山口県の子供達に教えにいってきます。
そして8/24は道友会の試合です。動画配信、お楽しみに!

投稿: 小室宏二 | 2008年8月18日 (月) 23時30分

随分と遅くなってしまいましたが
私のどうでもいい質問に答えていただいて有難うございます。
お陰様で古くからの疑問が解けました。
>>カントか別の選手かという疑問

ブラジルの寝技は強くないというのは天理大柔道部のOBで今は柔術の大家のバルボーザ先生やらカント自身が言っていたのでてっきりそうなんだ~と思っていたんですが
全然違っていたんですね。
もしかするとブラジルの柔道の草分けの小野安一先生(寝技の金光門下)とか柔術の大家から寝技を教わった石井千秋先生なんかの系統が少数派として生き残って(高専の伝統を受け継いだ七帝みたく)立ち技の講道館スタイルが多数派として生き残ったのかもしれませんね
ブラジルの草分け時代から講道館は立ち技主体ですので結果としてブラジルに浸透していったのは日本の講道館が好む正しい組み手の立ち技の柔道だったのかも
様々な日本の柔道大家がブラジルに遠征して正しい柔道を植え付けたといいますし

石井選手の金は実に見事でした
準決勝でも時計絞めが見事に決まってましたしね
今回柔道で金を取った選手はいずれも寝技でも一流だと聞いています
女子の試合は残念ながら見ていないのですが内柴選手の関節技はお見事でした
これで世界中の柔道家が危機感を持って寝技を勉強してくれるといいんですけれど…
なにせ絞めが極まっている真っ最中でマテをかける審判の方がいるくらい寝技無知な先生方がいるくらいですから…
もうちょっと寝技の展開になったらきちんと見るようにして欲しいですね…

投稿: NダDサク | 2008年8月22日 (金) 23時30分

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