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2008年1月

2008年1月30日 (水)

講道館通信@2008年2月号

寒稽古は終わりましたが、極寒の講道館から
2月の予定をお届けします。

合同練習会
16日(土) 14:00開始 大道場

「形」講習会
3日(土) 15:30開始 大道場

補習科
20日(水) 19:00 学校道場(6F)
23日(土) 19:00 大道場 (※休講の可能性有り)

2月は行事が少なめです。
ただ僕の海外出張が決まりました。
2月下旬から2週間、ラオスとインドネシアに行きます。

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2008年1月25日 (金)

コンテンダーズ8 トイカツ戦

前回のヤノタク戦に続いて、今回はトイカツ戦の動画です。

【コンテンダーズ】
宇野薫選手が主催する格闘技イベント。
ルールは
一切の打撃が禁止、
あらゆる投技、関節技、絞技がOK
服装は自由と言うモノです。

試合のことは、以前もコラムに書いていますので、参照してください。
もう5年も前になるんですね。。。
トップページから「Column」→2003年5月のページです)

もともと、左足首は何度か捻挫して緩かったんです。
なので再発防止で、いつもテーピングを巻いて試合、練習を行っています。

その緩い足首が良かったのかも知れません。
(悪くなったのかも知れないけど。。。)

序盤、蟹挟からのヒールホールドは完璧に極まっていました。
参ったする余裕もないほどの早業で。
さらに中盤、今度は逆方向から思いっきり捻られました。
この時はもう、痛みなんか無かったです。麻痺していました。
後々、ギブスによる固定、松葉杖になるほどの怪我になりました。
それでも、膝まで壊さなかったのは、トイカツ選手の極め方なのか、
足首の緩さなのか、計り知れません。

しかし本当に怖いのは、
『もう脚1本、どうなってもいいや。絶対に勝つ!』
と腹を括ってしまう自分です。
脚1本、全部で2本しかないのですから、大切にしなきゃいけません。

僕は【精神は肉体を凌駕する】という言葉が好きなんですが、
それを体現できた試合でもあるかも知れません。

格闘技の試合では、僕のベストバウトだと思います。
実際、メインの1つ前の試合でしたから、会場は盛り上がったんですよ♪
試合後、男性からのファンメールが結構来ました。。。。

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2008年1月24日 (木)

少年柔道の掛け逃げ

小学生の試合を見ていると、頻繁に見られるのが掛け逃げ攻撃
強いと言われる選手でも、掛け逃げを多用する選手がいます。

軽量級であれば、組み際に左右の一本背負投、袖釣込腰
中・重量級は払腰と内股の連続攻撃
いずれも立って投げるつもりがなく、前傾で倒れ込みます。

柔道の基本(理想)はしっかり組んで、技を掛けきること。

そんなことは、柔道に携わる選手なら誰でも知っていることです。
それでも、勝つためにスタイルを変えてしまうのでしょうね。
得るモノの少ない、目先の勝利にとらわれて。。。

※ちなみに高校に進学し、国際ルールが導入されると、
 こういった掛け逃げ選手はルールによって淘汰されていきます。。。

親御さんと話していても、指導目的のギャップを強く感じます。
礼儀や体力増進、基本の習得が当初の目的であったのに、
次第に競技志向に傾倒していきます。
それがオリンピックの影響だったり、小学生の試合数増加だったり、
色々な要素はあると思います。

『先生、うちの子が勝てないんです。うちの子を勝たせてください』

そんな言葉はもう聞き飽きました!(怒)

今は勝てなくても良いんです。
その場しのぎで勝たせたところで、すぐに選手として潰れるんです。

今大事なのは、
努力する習慣を身につけること。
一本を取れるしっかりとした技を身につけること。
そして人間性を育むこと。

それではここで、小中学生で勝つことの
メリット・デメリットをまとめてみたいと思います。

<メリット>
1.強豪校への進学(特待生制度)
2.自信がつく
3.チヤホヤされる(デメリットかな?)

<デメリット>
1.怪我が多くなる→それを無理して稽古する→慢性の怪我→競技力低下
2.燃え尽き症候群の危険性
3.天狗になる危険性
4.過度の期待、プレッシャーに潰される
5.勝ち続けているため、柔道スタイルが固定される(変えられない)

こんな感じでしょうか。
補足があったら先輩方、お願いします。

※親御さんからの意見もありましたらお願いします。
 僕はまだ親になったことがないので、
 こういう偏った意見になっちゃうのかも知れません。

更に論より証拠です。
僕は中学3年生の時、全中(1992)で3位になりました。

その当時の各階級ベスト4を見た後、
3年後のインターハイ7年後のインカレの結果と照らし合わせてみて下さい。
特に、小学生から高校、中学から大学など、
1世代飛ばしてみて下さい。
半分以上の名前が無いことが解るはずです。
小学生時代からずっと勝ち続けて、世界まで上り詰めた選手は、
同じ年代で言えば井上康生選手ぐらいです。
(e-JUDO様、ありがとうございます!)

進学していけば、それだけレベルも高くなり、怪我も増え、
勝ち続けることの難しさを痛感していきます。
そして多くの選手が、心身共に燃え尽きてしまいます。

そんな訳で、長々と説明しましたが、
小学生のウチは、そんなに勝ちに拘らなくて良いのです。

それでも勝ちたい場合、攻略法を教えましょう。

それは[寝技]です!

掛けられて潰れて、取れる寝技技術がないから判定で逃げられるのです。
一本を取れる技術があったら、怖くて掛け逃げできませんよね。

だから僕は、掛け逃げ選手が大好物です。
掛け逃げ選手には、寝技!これ定番です。

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2008年1月22日 (火)

「スマイル〜聖夜の奇跡〜」

僕はよく、夜中に一人で映画を見に行く。

レイトショーは値段も1200円と安く、人も少ない。
落ち着いて見れて安いので、お得感は高い。
行きつけの亀有のMOVIX(アリオ亀有内)で映画を見た後は、
環七沿いにあるつけ麺や「なんつっ亭」に寄るのがお決まりコース。

最近は週末どころか、平日の仕事後にでも見に行くことがあり、
さすがに『これ以上、没頭したらマニアっぽいな』と自分を懸念している。

先日は年も明けたのに
『スマイル~聖夜の奇跡~』を観てきた。
(※年末に見ることを薦める)
内容を詳しく言ってしまうと面白味に欠けてしまうので程々に。。。

実はたまたま持っていたティッシュを2コ、
使い切ってしまうほど泣いてしまった。
泣き所だけじゃなく、笑えたところもあった。
笑いどころはとても古典的で、嫌いな人もいるかも知れない。

主人公は北海道の小学校教師になり、
アイスホッケーチームの監督に就任した。
しかしアイスホッケーはド素人だ。

柔道でもよくある話しだが『名選手が名監督とは限らない』

競技レベルが低かったり、知識に乏しい人ほど、
研究心も旺盛で、既成概念にとらわれることなく、
自由な発想で練習を工夫し、そして素晴らしい選手を育てることがある。

この映画でもそうだった。
主人公は大学で児童心理学を学び、そしてタップダンサーを目指していた。

まず着目したのは【音】だった。
強いチームにはリズムがあり、攻撃パターンがある。
先生はまず、子供達にタップのリズムを教え込む。
試合中もずっと、そのリズムをタップで聴かせる。

もう一つはチームのリズム
メンバーが多く、選手交代の多いチームほど、交代席の付近の
氷がエッジで削られ、氷の山となっていく。
先生は単に「あの氷の山を、相手より山積みにしよう!」とだけ伝える。

弱小チームはリズムを手に入れ、少しずつ強くなる。

そして一番凄いところは選手を乗せること。
「お前達は最高だぁぁーーー!」
と絶叫しているところにもあるように、先生は叱ったり脅したりしない。

僕自身、試合会場で選手を励ますことはあっても、
柔道のことで叱ったり、脅かす意味が分からない。
少しでもリラックスさせ、自信を持った状態で送り出してあげる。
監督にはそんな仕事があると思う。

「言っておくけど俺たち、一度も勝ったことがないんだぜ」
「コイツはチビで下手でメガネで、何も良いところがない」

そういう子供達に対し、先生は
「なんでも良いから話を聞け、これを実行したら絶対勝てる」
「チビで下手でメガネで、良いところは何もないかもしれないけど、
だからこそ、ホッケーだけは良いかもしれない!」
そう言って子供達を、半分は騙しながらも自信を付けさせていく。

アイスホッケード素人の監督が、子供達をどこまで押し上げることが出来るのか。
そして恋の行方は!?

単なる映画としてだけでなく、少年指導に携わる者としても、
共感し学び得るモノがある映画だと、僕は思う。そして泣ける。
もう上映はしていないと思いますが、
DVDになったら是非、ご覧になって下さい。

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2008年1月16日 (水)

欧州国際大会への派遣

嘉納杯の直後、全柔連のサイトで
2008年冬季欧州大会派遣選手名簿が発表されました。
(全柔連HP参照)

この派遣については一言、物申したいので少しだけ書きます。

まず公平じゃない。
前からそうですが、講道館杯の結果がそのまま選考(派遣)に反映していません。
勝っても選ばれていない選手(例えば100kg超級:生田選手)
負けても選ばれている選手がいます。

『これに派遣されていない選手は、日本代表の可能性はない』
と謳っています。

ということは、この派遣に関しては、どこまでも平等にチャンスを与えるべきだと
僕は思います。

また嘉納杯を欠場した選手は、渡航・滞在費を自己負担。
これもどうなの?!って思います。

嘉納杯の結果は関係なく、欧州遠征には派遣されるだろう。
そう計算して、始めから出ないつもりだった選手もいるでしょう。
しかし本当に出るつもりで、怪我をしてしまい、
やむなく欠場した選手もいると思います。

そういった告知することもなく、
社会人や収入のない学生も区別せず、
ペナルティを課してどうなるのでしょうか?

それならいっそのこと、
『嘉納杯に出ない選手は、欧州遠征も、福岡の最終選考も無い』
そう言ってしまえばいいと思います。
そしたらみんな出ますよ、怪我しても関係なく必死になって。

国内の大会に出なくても
例え負けてしまっても
欧州遠征に選んできた、代表に選んできた
そういう選考をしてきたからこそ、
それを選手が利用しているんだと思います。
結局は選ぶ側の責任。自業自得なんです。

という話しはここで終わりにして、2002年冬の話しです。
暮れの講道館杯、僕は早々に負けてしまいました。
当然、欧州派遣も選ばれませんでした。

そこで、僕は考えました。
講道館杯では負けた。
しかし、全柔連は国際大会での成績を重要視している。
それなら自費でもいいから国際大会に出場し、
勝って評価を取り戻せばいい!

そう思い立ち、単身、イタリア国際、オランダ国際に挑みました。
直前になり、同じ了徳寺学園所属だった小川武志選手の希望があり、
二人で挑みました。

当時のコラムはトップページから『Column』→『2002年』のページへと
移動してご覧になって下さい。

今回はその時のイタリア国際の2、3回戦の動画を公開します。

2回戦:DYK VAN Bryan(NEDERLAND)
すぐにサクッと抑え込んでしまいます。

3回戦:D ALLURA Orazio(ITALY)
巴十字がするどく極まっています。
外国人選手のスタイルは、変形の組み手だったり、捨て身技が多かったりと、
僕の寝技スタイルが生かせることが多く、
日本人選手よりやりやすく感じます。

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2008年1月13日 (日)

守屋先輩の名札板

足立学園の在校生は知らないかもしれない。
多分知らないだろうな。。。

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足立学園の徳原先生は、
「学舎や国士舘に対抗するには中学生から6年強化する必要がある」
ということで、小学6年生をスカウトし、
足立3中に入学させて、練習を足立学園で行いました。

その初代が僕たちの代でした。
(足立学園中は翌年、設立されました)

初代の僕たちは中2,中3の先輩がいません。
(中3生が1人だけいましたけど)

高校生の集団に、中学1年だけが加入したので、とても可愛がってもらいました。
特に僕は中学1年の頃、どう見ても小学生だったので、
本当に良く可愛がってもらいました。
それはOBからも同じでした。

ある先輩は、いつも頬が真っ赤な僕を見て『ペコ』と名付けました。
不二家のペコちゃんと似ていたんだそうです。

その先輩は守屋正一郎と言い、現役時代は
八王子高校だった小川直也選手に勝ったりしていたそうです。

ペコ「先輩、小川選手に勝ったそうですね?!」
守屋「あいつはあの頃、大したこと無かったんだよ。ペコと同じだな」
ペコ「ムキー!」

そんな感じでかまってくれていました。
アイスやご飯、ジュースもよく奢ってくれた覚えがあります。

なぜ大学まで柔道を続けなかったのかと聞くと、
『柔道なんかもううんざりだよ、男通しで抱き合って気持ち悪い(笑)』
そんな風に笑い飛ばしていました。豪快な人でした。

僕が大学院を卒業し、講師として就任すると、
まず目をひいたのが道場にある大きな名札板でした。
(名前なんて言うんでしょうか?)

徳原先生に聞くと、それは守屋先輩からの寄贈でした。
あれだけ大きな名札板になると、100万円位しちゃうそうです。

5669『さすが守屋先輩、太っ腹ですね♪今何をしているんですか?』

徳原『死んだよ。電気関係の仕事をしてて、感電しちゃってな・・・』

衝撃でした。
まだ40代前半だったと思います。
守屋先輩の遺産(?)慰謝料(?)を母親が持ってきて、

「あの子があったのは、足立学園柔道部があってのことです」
といって、大金を遺していってくれたそうです。
それがあの名札板です。

そういった先輩達の支えがあって、いまの活動があるという現実。
それを現役生はもちろんのこと、他のOBもよく覚えておいて下さい。

正月、少しずつ増えていく戦績と生徒の名札
それを見て守屋先輩を思い出しました。合掌。

もうじき、高校選手権の予選(1/20)、そして都大会(1/27)が始まります。

頑張れ足立学園生!

 



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2008年1月10日 (木)

コンテンダーズ7 ヤノタク戦

1/8から寒稽古が始まりました。
僕は朝4:00に起きています。
非常に寒く、そして眠いです。。。zzz

そんな訳で、今回は手抜きの更新。

コンテンダーズ7,ヤノタクこと矢野卓見選手との対戦です。
非常に身体が柔らかく、しかし非力ではない。
いろいろな角度から、様々な技を持ち、そして極めが強い。
ついたあだ名が『東洋の神秘』

実は対戦したくない選手の一人でした。
でも僕が観客だったら、小室という選手との対戦は、
見てみたいな~と率直に思いました。

試合はあっさり極まってしまいます。
でも相手に十字絞をさせたまま、僕が袖車絞を仕掛けています。
相手の絞めも効いていたので、僕は呼吸を止めて、一気に絞め落としました。

そういえばよく「締め上げる」と言いますよね。
柔道では絞技で失神することを「落ちる」と言います。
上げたり下げたり、この語源てなんでしょうか?


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2008年1月 7日 (月)

講道館通信@2008年1月号

新年あけまして おめでとうございます。
今年も張り切っていきますので、宜しくお願いします。

では、遅くなりましたが今月の講道館通信です。

稽古始め 7日(月)

寒稽古  
8日(火)~17日(木) 10日間(皆勤すると、証書が頂けます)
稽古時間5:30~7:30(点呼は6:30、7:30の2回)
※寒稽古中、通常の稽古(夕方)はありません。

鏡開式
13日(日) 10:00開始 
形の演技、模範乱取りなどが行われます。
無料でお汁粉が振る舞われますよ♪

合同練習会
19日(土) 14:30開始 大道場

「形」講習会
26日(土) 15:30開始 大道場

補習科
26日(土) 19:00 大道場

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年が明けてすぐの1/6(日)、長野県にある松川において、
『第2回 長野県(南信)セミナー』を行いました。

講習の様子は、専門のページで掲載していますので、
是非ご覧になって下さい。
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