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2007年9月11日 (火)

カード

柔道家、またはアスリートの皆さん
あなたは才能カードを持っていますか?

怪力
スタミナ
柔軟性
そして柔道センス!

センスにも色々ありますが、
タイミング、間合い、崩し、投技には言葉や数値では表現しにくい、
感覚的なモノが多く存在します。
そういったものを感覚で身につけている選手っていますよね。

なんだか強運
実家が金持ち
親父が有名選手(指導者)
なんてカードもあるかもしれませんね。
イケメンていうカードがあったら、僕も欲しかったです。

僕には2枚のカードがありました。

1枚目は『ポジティブ』というカード。
2枚目は『努力することが自然と出来る』というカードです。

残念ながら、最も欲しい「センス」というカードはありませんでした。
イケメンも欲しかったのですが・・・

自分を知る。

コレは大変重要なことです。
嘆いてはいけません。欲しがってもいけません。

今あるカードを最大限に活用する。
それが伸びる(強くなる)ためには必要なことです。

「自分には何もカードがない」なんて言っている君!
君はネガティブというマイナスカードを持っちゃいました。
早く捨てて下さい。
そしてもう一度自分を見つめ直し、必ず1枚はあるカードを見つけて下さい。

中学時代、僕は文化祭の準備で部活に行けなくなりました。
「練習しなかったら、また差をつけられる」
そう焦った僕は『親父が倒れたから帰ります!』と嘘をつき、
足立学園に練習に行こうとしました。

速攻でバレ、先生にひどく怒られました。
しかし、保健体育の先生(専門はバレーボール)が
言ったこと、これが一生忘れられない言葉になりました。

「先生は柔道のことは知らない。
 けど、小室は大学生になったとき、必ず勝てるようになるから。
 まだ焦らない!コツコツやるのを続けなさい。
 あと、すぐバレるようなバカな嘘つくのは止めなさい」

実際、僕の成績が伸びたのは大学進学と同時でした。
先生は何を見て、中学生だった僕にそういったのかは分かりません。
ただ僕は、コツコツやればきっと成果が出ると信じて。
努力することを続けました。

また僕は、大学入学と同時に立ち技で勝負することを諦めました。
それはネガティブな発想からではなく、
ポジティブに、絶対的な武器を作り上げ、
そしてその土俵で勝負していこうというスタイルを築くためです。

試合に負けたとき、
「早くこの差を埋めなきゃダメだ!」と練習を再開しました。

試合に勝ったとき、
「よし、この先もっと勝ち進むぞ!」と休まず練習しました。

常に「ポジティブに考えよう」ではなく、
自然とポジティブに考え、そしてコツコツとやってきました。

そうすればきっと良い結果が待っているでしょう。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

先生のブログ、いつも面白いだけでなく、とても勉強になります。
僕は180センチ75キロ、恵まれた体格と、人より比較的力も強いというカードを持っていると思うのですが、同時に気が弱いというか、闘争心が少ないというマイナス・カードも持ってしまっています。
特に同門(講道館で普段一緒に練習している仲間)に対しては、怪我させるのが怖くてほとんど本気を出すことが出来ません。
柔道を始めたのも、その気の弱さみたいなものを克服したかったからなのですが・・・柔道を覚え、技で勝つ事が出来るようになればなるほど、反比例して本気の力を出し切る事が出来なくなって来ているような気がしています。

自然にポジティブに考え、コツコツ練習する・・・。
大切な事ですよね。
特に寝技は、お蔭様で「やればやるほど強くなる」の面白さを最近感じられるようになってきました。
しかしメンタル面の修行は幾つになっても、何年経ってもまだまだ足りない感じです・・・。
今度また、道場でご指導いただける時には、是非何かメンタル修行に関するアドバイスをいただければと思います。
よろしくお願い致します。

投稿: 小林大 | 2007年9月11日 (火) 22時22分

先日は貴重なお話ありがとうございました!自宅に帰ってから速攻でメモしました。もう少し自分で整理し、理解してから日々の練習に役立てたいと思います。

さて今回のお話ですが、「人間必ず長所はある」というお話に通じるものがあると思いました。こういう指導者がたくさんいれば、現在の荒れた教育環境を改革することができるのでしょうね。

微力ながら、僕も先生の考え方を多くの人に伝えていきたいと思います。そして長所を伸ばす選手育成を目指し、頑張っていきます!!

投稿: 原田 | 2007年9月11日 (火) 22時23分

まじめなコラムですね。

ぼくは、自分で言うのもなんですが結構カードは持っていたと思います。
センス、運動能力、努力、イケメン、と。
でも最も重要な、ゲームに参加する意欲。これが足りませんでした。
「試合で勝とうとする気持ち」
「試合で勝つための努力」
柔道でいえばこれですよね。

「きれいに投げたい」「理想的な柔道がしたい」
試合で勝てないことを、こんな気持ちに置き換えて逃げていたのでしょう。

柔道の目的は人それぞれなので誰もが競技志向ではないと思いますが、今になって思えばせっかくあんな環境でやっていたのだから「試合で勝つための柔道」をやっていればよかったなと思うときもあります。

投稿: たかの | 2007年9月12日 (水) 08時07分

カードか・・・僕は途中で「天狗」と「妥協」カードを引いてしまいました。いまだそのカードをきれていません。でも忘れてるだけでワイルドカードを持っていたはずです。

今はできることを少しずつやっていきます。「小さなことからコツコツと」カードを手にしながら・・・

投稿: おやっとさぁ | 2007年9月12日 (水) 11時39分

>小林さん
逆に考えればですね、それは「優しさ」「気遣い」ていう
プラスのカードですよ!
特に固技は危険な技もありますが、沢山練習すれば
限界点も分かるようになりますし、また気遣うことも出来るようになります。
頑張って練習しましょう!

>原田先生
たまにお話しするとお互い勉強になりますよね。
少しずつ、変えていきましょう!この世界を。

>たかの先輩
いつも結構真面目なんですけど(笑)
競技志向に傾倒することも決して悪くないです。
でもそれが全てじゃないです。(先輩が先日言っていましたよね)
変に力みがない、自然体なところが先輩は良い感じですね。
ただ自分で「イケメン」て言っちゃうあたりが納得いきません。
例の件、楽しみにしてますからね!

>おやっとさぁさん
「天狗」と「妥協」カード。
嫌なカード引いちゃいましたね。。。
さっさと忘れて、次、いっちゃいましょう!

投稿: 小室宏二 | 2007年9月12日 (水) 23時32分

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