今年も世界選手権が終わりましたね。
多くの方が、色んな立場でテレビで観戦したと思います。
もう終わってから言うのも何ですが、
もしビデオに録画していたなら、こんな見方もあると思いますよ。
特に今回はアスリート必見のコラムです。
審判として見る
今回は鈴木桂治選手や、井上康生選手の負け試合が物議を醸しました。
「審判のレベルが低い」そういう人も多いかもしれません。
果たしてそうでしょうか?
固技で極めることを怠り、または油断したとも見えます。
第一に、審判のレベル云々は最近の話ではありません。
ちょっとの誤審は当然あるものとして、試合を展開するべきです。
そしてあのような情況になった場合、落ち着いてジャッジできるのか?
それが審判員としては重要です。
角度によって、見え方は大きく異なります。
他の審判員と相違があることも少なくありません。
そういった情況で、まず落ち着いて自分の意志を表明し、
合議して正しい判断を下すことが出来るのか、それが大事です。
日本人同士の試合と違い、国際大会では、繰り出される技も違いますし、
最近は新ルールでの場内外の判断も複雑です。
また、投げられながらも何とか返そうと、しがみついてきます。
そうした観点から、見極めと判断力を養うには格好の機会だと思います。
日本人選手として見る
世界はもはや、日本人が上位を独占できるようなレベルではありません。
強豪外国人の組み手、特徴的な技術、それらを日本代表はどう捌き、
対応しているのか?
日本代表はどういった組み手や技で勝ち、そして負けているのか、
それらを分析し、いつか自分が挑戦するかもしれない国際大会に備えて下さい。
外国人選手として見る
日本でテレビ観戦しているということは、
あなたは選考会で負けたか、もしくは選考会に出られませんでしたね?
日本代表は強いです。
でもどこかに弱点はあるかもしれません。
日本代表を倒さない限り、あなたが代表になることはありません。
(残念ながら、勝っても代表に選ばれないケースもありますが・・・)
今度は外国人選手になりきって、どういった組み手や技、
または試合展開に苦戦しているのか、それを研究しましょう。
外国人には外国人特有の技術があります。
でも、日本人だって出来ない訳じゃありません。
そういった独特の技術を盗むのも稽古の一環です。
選手はただ見るのではなく、色んな角度からそれを分析し、
自分に糧としてください。トップ選手の試合映像には学ぶべき
ことが多くあります。
僕が見取り稽古で身につけた技術がいくつかあります。
小内巻込(国内規定では「小内刈の一種」)
これは福岡国際でYAWARAちゃんが一本を取っていました。
コレまで僕は、小内巻込ではせいぜい技ありが限界でした。
それでも一本を取れるのはなぜか?
答えは肘の張りと姿勢、そして倒れる方向にありました。
それ以来、僕は小内巻込の打ち込みを頻繁にするようになり、
ここぞと言うときに使用しています。
体重別の全日本学生団体の時、近畿大学戦ではコレで一本を取りました。
投げてからの腕挫十字固
この技も、福岡国際での山田真由美選手(現、廣川真由美)から学びました。
投げた瞬間に回り込み(パスガード)、相手がまだ投技を堪えている段階なのに、
すぐさま腕挫十字固を極めていました。
このときの移行速度、膝の絞り、完璧でした!
これを何度も見て、イメージで焼き付け、この打ち込みを何回も行いました。
柔術の試合では、このパスした瞬間に腕挫十字固を狙う動きがそれです。
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