« ザンジバルの透明な海 | トップページ | モザンビークの小学校 »

2007年8月22日 (水)

アフリカ遠征@ザンジバル編

本土での任務を終え、僕たちはザンジバル島に向かいました。
ザンジバルにはフェリー便と航空便がありますが、
忙しい僕らは航空便で向かいました。

ところが!Dscf1795

ご覧の通り、飛行機と言っても画像のようなセスナ機で、
10名ほどしか乗れません。

鉄谷先輩にあたっては、満員のため副操縦席に座らされていました。

黒「余計なモノ触るなよ!」

鉄『怖くて触れません・・・』

そんな会話をしていました。
ジャンボ機の安定感になれている僕らには、
このセスナ機が怖くて堪りませんでした。

さて、ザンジバルを語る上で欠かせないことがいくつかります。

1.半分独立している
ザンジバルはタンザニア領の1つの島ですが、
それぞれ、独立して運営されています。
一緒なのは確か、軍隊、警察、外交だけだったかな?
あとはそれぞれ別組織らしいです。
柔道連盟も別々にならずに仲良くやっていけると良いのですが・・・
選手同士は非常に仲が良いようです。

2.ミスター革命児☆島岡強 先生
最初、ダルエスサラーム空港で島岡先生を見たときは、
冷静を装っていましたが、ぶったまげました!
だって髪型モヒカンなんですもん。
それにヒゲも伸ばしていて、一見して、日本人と言うより、
中東の人か、現地の人のようです。

島岡先生はザンジバルで暮らし、貿易の仕事をしながら
柔道の指導をしています。

その根本的な目的は「アフリカ独立解放」だそうです。
アフリカの民が、援助無しでも独立して生計を立てていけるよう、
支援をしながら彼らの自立を促し、雇用の機会を増やすなどの
活躍をしているそうです。

その過程で、柔道指導を依頼され、道場を建て、道衣や畳を輸入し、
本腰を入れて指導をしているそうです。

選手の中には福岡県警や、順天堂大学にも柔道留学し、
しっかりした身体と柔道をする選手もいます。

なので号令でも「イチ、ニー、サン、シー!」と声掛けたり、
「オーチ、コーチ、アシアシアシ!」(大内刈、小内刈、足を使えの意)
と言っていました。(現地の選手がですよ。)

ザンジバルでは食事から観光まで、何から何まで
島岡先生と奥様のお世話になりました。
奥様には連夜、日本食(現地で取れた魚や、天ぷら)をご馳走になり、
遠くアフリカに来ていることを忘れてしまうほど、堪能させていただきました。

島岡夫妻が運営する『アフリカフェ』というブログ

↑奥様は島岡先生の活動を手記にして出版しています。

3.リゾート地と世界遺産
ザンジバルは小さな島ですが、世界遺産(石畳の町並み)です。
イタリアから直行便も出ています。
ザンジバルからボートで30分ほど行くと、またキレイな島があります。
そこには、東京で生まれ育った(一部、茨城)僕には
見たこともないような青く、澄み切った海と、白い砂浜が広がっていました。

僕はシュノーケリングを初体験しましたが、
なぜかビビってしまい、全然潜っていけませんでした。
海底にゴロゴロしているウニ!
こいつを捕獲して、生で食ってやろうと思ったのですが、
全然届かず、指先が届いたと思ったらトゲに指されました。。。

元水泳部のうなぎ犬隊員も、全然潜れていませんでした。
しかも、潜っていない船上の黒ちゃん先生は船酔いしてしまい、
散々な日本チームでした。

Dscf1992 Dscf2004

Dscf1995 Dscf2007

亀はデカかったですよ~(笑)
150歳、300kg以上という亀もいて、その亀たちが
50匹以上、島をウロついているんです。
こうして見ると、亀の頭って本当にアレに似て。。。

柔道のことを書かなきゃいけませんね。
柔道も到着当日からデモンストレーションしました。
現地にはちょうど、仙台の女子大生が研修で滞在していて、
デモンストレーションを見学に来てくれました。
その学生に撮ってもらったので、ザンジバルでの写真は豊富です。

Dscf1937

投の形(小室&鉄谷)、講道館護身術(黒ちゃん&うなぎ犬)を披露
他にも受身や、得意技、少年との乱取りを行い、
そして最後には3人掛け
(今回は3人掛けを僕とうなぎ犬隊員で2セット)を行いました。

僕の前には手頃な強さの軽量級が・・・という希望を裏切って、
先鋒:先日の本土大会での第3位
中堅:先日の本土大会での第2位
大将:先日の本土大会でのチャンピオン
という分かりやすいベストメンバーで挑んできました。

ドクンッ!

心の中で、急に緊張感が漂ってきました。
相手はもう変えられない。そして負けられない。

まず先鋒は、スタミナを考慮して得意(?)の内股一閃!投げ捨てました。

次鋒、彼は順天堂大学にも留学経験があり、意外と姿勢も良く、
キレのある日本的な柔道をします。
もういっちょ、内股一閃!
今度は、姿勢が良いので回転しすぎたせいか、1回転してしまいました。
これが技有り。
大将に備え、スタミナを温存したい僕は横から滑り込むように巴投・・・
と見せかけて腕挫十字固!ばっちり極まって一本。

さて大将です。73kg級の選手ですが、僕より1回りは大きく、
力では完全に負けます。

組み方はヨーロッパスタイルで背中を持ち、接近してこようとします。
そして隅返、帯取返を狙ってきます。
組み手が徹底されていて、なかなか組めません。攻められません。
途中、回転しての送襟絞を狙いますが、力ずくで外されてしまいました。

汗が噴き出してきます。。。

もうよそ行きの講道館柔道スタイルじゃ勝てない。
僕は意を決し、コムロックスタイルを解禁しました。

相手が捨身技を失敗し、亀になったところで、
横から入り込むように腕を回し、袖に4指を引っかける。
相手の上半身をコントロールしながら回転させ、肩固に抑える。
「抑え込み」のコール。
相手がブリッジをして反転しようとする、その首の隙間に袖車絞!

 S_sodeguruma2

僕が最も得意とする形で、なんとか3人掛けを達成することが出来ました。
しかし、暑さと緊張もあってか、かなり疲れ、
また道衣も汗と泥でグチャグチャになってしまいました。

うなぎ犬隊員は、あっさりと3人抜きを達成。

Dscf1948 Imgp4737

わずか1週間という期間、さらにそれを2カ所に分けるという
タイトなスケジュールであったため、選手達には、
十分な指導の時間を提供することが出来ませんでした。

またタンザニア北部にはンゴロンゴロという国立公園があり、
野生動物がまさにゴロゴロしているそうです。
しかし日程に少しも空きがなく、今回は残念ながら、
亀としか接することが出来ませんでした。

そうそう、野生動物といえば象やキリン、ライオンをイメージすると思います。
その中でもカバは、日本では穏和な性格で知られています。
しかしこの象&カバ、この2種が最も凶暴で危険な動物だと言うことは、
日本人は知らないと思います。現地の人がそう言っていました。

人食いカバ・・・イソジンのCMの可愛いカバしか想像できません。
凶暴な象・・・車ごと踏み潰すそうです。追いかけられると、結構速いらしい
あと河で洗濯していると、よく人がワニに食べられちゃうそうです。

最後に、タンザニアでは大使館に勤める梶本さん、
元協力隊員の溝内さんにとてもお世話になりました。
ストレスの溜まるような仕事なのに、嫌な顔1つせず、ご協力いただきました。
お二人とも僕と同じ30歳で、両氏と接している中で、
僕は何か通じるモノを感じました。
日本に帰ってきたら、江戸前寿司(宝寿司)でもご馳走せねばなりませんな♪

Dscf1993 Dscf1995 Dscf1996

|

« ザンジバルの透明な海 | トップページ | モザンビークの小学校 »

旅行・地域」カテゴリの記事

海外」カテゴリの記事

講道館」カテゴリの記事

コメント

それで、仙台の女子大生は何人掛けしたの?

投稿: たかの | 2007年8月22日 (水) 12時31分

ザンジバルの海の写真があまりにきれいなので壁紙にしちゃいました。

投稿: たつや | 2007年8月22日 (水) 12時52分

>高野先輩
え~っと3人ほど抜きましたよ!

>たつやさん
では大きいサイズの画像を提供しましょうか?
いま最後の方に載せておきますよ。

投稿: 小室宏二 | 2007年8月22日 (水) 12時57分

アフリカ、モヒカン、ヒゲで思い出しましたけど、
島岡強先生って以前NHKの特集番組に出てらっしゃいましたよね

たしかに、凄いインパクトのある風貌だった気が・・w
ザンジバルの生徒さんの試合に、一緒になって喜んだり励ましたり、心が通じ合ってるなあーって感動したことを憶えています。



投稿: よし | 2007年8月23日 (木) 03時13分

お心遣いありがとうございます。昨日まではモザイクのようになってました。
こういう細かい気遣いから小室先生の人柄をが分かりますね。

投稿: たつや | 2007年8月23日 (木) 12時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26087/16121068

この記事へのトラックバック一覧です: アフリカ遠征@ザンジバル編:

« ザンジバルの透明な海 | トップページ | モザンビークの小学校 »