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2005年10月

2005年10月 3日 (月)

ニュートラル・ポジション

精神は肉体を凌駕する

座右の銘は?
と聞かれても、いまいちぴんと来ないのですが、
強いてあげるとするならば、この言葉でしょうか。

ただ誤解してほしくないのは、
僕はスパルタ教育の根性論者ではありません!

理論的な練習とトレーニング、そしてちゃんとした人間形成はもちろん備え、
その上で、勝負にもっとも大事なことは精神力だと言い切ります。

過去、僕が大きな大会で結果を残したとき、
それは例外なく、火事場の馬鹿力というか、
スーパーサイヤ人(解ります?)というか、
限界を超えたような力を発揮しています。

では大会結果とともに、そのいきさつを振り返ってみましょう。

全日本ジュニアで優勝(大学1年、60kg級)
本当は行きたくなかった筑波大学、でも腹を括って進学を決意。
学費が払いきれるかどうかという不安の中で、徳原先生に宣言した約束
「1年目で日本一になります」
この約束を果たすべく、殆ど休まず練習に明け暮れました。
本番では準決勝で江種さんを、決勝で内柴を倒して初タイトルを獲得しました。

全日本学生で優勝(大学4年、66kg級)
減量苦から階級変更を決意、しかし徳原先生の反対と、
後輩からの「先輩じゃ66kg級は通用しないですよ」のひとこと。
これが僕の心に火を付け、「絶対に見返してやる」という思いで優勝。

全日本実業個人で優勝(新卒1年目、綜合警備所属、66kg級)
この年はハングリーな1年でした。牛丼のスキヤでバイトをし、
非常勤講師を勤めながら練習していました。
このとき、冗談みたいな話ですが2ヶ月家賃を滞納し、切羽詰まっていました。
2位なら会社から賞金10万円、優勝なら30万円!
生活をかけた戦いでした。
準決勝で足立学園の先輩・中村範政選手と対戦し、袖車絞で一本勝ちし、そのまま優勝。

韓国国際で優勝(大卒1年目、綜合警備所属、66kg級)
1週間前、講道館杯で初戦敗退。
強化選手から外される危機に、ラストチャンスを与えてもらいました。
ここで負けたら外されるというプレッシャーよりも、
講道館杯の悔しさ、不完全燃焼を払拭したい思いが爆発!
決勝までの3試合を計1分ほどで全て極め勝ち、
決勝も、僕では珍しく攻めまくり、相手の指導で優勢勝ち、そして優勝!
自分の体力を超えて攻めまくった結果、試合後は酸欠から嘔吐してしまい、
過呼吸(?)で死ぬ思いをしました。。。
この結果、欧州遠征には外されていたんですが、
急遽ベルギー国際とオーストリア国際に派遣されました。

講道館杯で5位(2003年の講道館杯、了徳寺所属、66kg級)
実は直前に解雇宣告されていました。
強化選手からは外れましたが、講道館杯への出場権は保持していました。
「講道館杯で勝って、また強化に戻ったらどうなるのか?」という問いに
「変わらず解雇」という解答でした。
絶対に見返してやる!
その思いだけが、僕の身体を動かしていたように思います。
初戦、北川選手とゴールデンスコアまでもつれても、気持ちだけは切れませんでした。
そして3戦連続の腕挫十字固一本。準決勝で内柴に敗れ、
3決では後輩の篠崎に敗れましたが、
その時の自分の全てを出し尽くせた結果といえます。

このように、ここだけは何が何でも!というところでは、なんとか結果を残しました。
もちろん、残せなかったときもあります。

そして当然「じゃあ、いつもそれくらいの意気込みで臨めばいいじゃん!」
という問いも予想できます。

それが出来たら苦労しません!
カカロットもあれだけ苦労したんです。(by ドラゴンボール)

逆に意気込みすぎて、力んでしまい、自滅したことも多々あります。
高校までは殆どの試合がそうだったと思います。

そこでタイトルの「ニュートラル」ということ言葉が出てきます。
これは僕の初マイカーがマニュアル車(院を卒業した先輩から貰いました)だった
ことに若干影響されています。

つまり、あまり意気込みすぎて前のめりになったら、バテちゃうし、コケちゃうよ。
あの技でいこうか、返そうか、そんな左右に迷ってはいけないよ。
もちろん相手や、勝負することを恐れ、下がってもいけないよ。

何事にも揺さぶられないニュートラルポジションにあればこそ、
はじめて心技体がそろい、100%の自分が出せるのではないか!
心も自然体であればこそ、攻防が一体化するのではないか!
という、悟りきったような持論に到着するのです。

もう一つ表現するならば、
広い湖面にシ〜ンと張りつめた水面
波音ひとつ、さざ波さえもない水面
しかしその水は煮えたぎるように熱い

ちょっと抽象的な表現で解りにくかったですかね?

まぁそんなわけで頑張っていきまっしょい!

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